F1

フェラーリ復活には、ドライバーの自信が重要!「純粋なパフォーマンスだけが苦戦の原因ではない」

フェラーリは今季のF1マシンであるSF-23に対するドライバーの信頼を高めることが、レッドブルとの差を縮めるために不可欠だと考えている。

Jonathan Noble Franco Nugnes

公開日時: 2023/07/18 9:17

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Charles Leclerc, Ferrari SF-23, Carlos Sainz, Ferrari SF-23

 フェラーリは2023年シーズンの前半戦、1周の速さはあるもののレースでは安定したパフォーマンスを発揮できず、厳しい戦いを強いられてきた。

 とはいえ、最近のアップデートでかなりの進歩を遂げ、圧倒的な強さを誇るレッドブルに近づきつつあるとフェラーリは感じている。

 チーム代表のフレデリック・バスールは、優勝を争う上でドライバーのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.が自信を感じられるようなマシンを提供することが重要だと考えている。

 バスールはmotorsport.comイタリア版に対し、シーズン序盤を振り返って、マシンのハンドリングを信頼できていないことでラップタイムが伸び悩んでいると語った。

「純粋なパフォーマンスだけの問題ではなかった。というのも、ドライバーたちのクルマに対する信頼に影響するようなことが起こったからだ」

「コーナーに進入して空力的な負荷が減ると、バランスもかなり失われる。そのため、アンダーステアを感じるようになる。1周ごとに強さが変わる風の影響もあって、より難しくなっているんだ」

「パフォーマンスの安定性がない。同じコンディションで走ることがないため、ドライバーはマシンに自信を失ってしまい、パフォーマンスを落としてしまう」

「ドライバーをもっと優先順位の中心に置くようにしなければならない。それは最も簡単でもないし、進歩のための最速の手段ではない。ダウンフォースを加える方がずっと簡単なんだ」

「でも、ある週末と次の週末とでは、まったく違うパフォーマンスになってしまうことが起こるんだ。あるグランプリではいい感触を得たのに、次のグランプリではひどい結果になってしまうこともあるんだ」

 ドライバーの自信を取り戻すことが最優先事項となっているフェラーリでは、エンジニアたちがライバルたちのようにデザインの模倣を追求するよりも、チーム独自のデザインに集中することのほうが重要だとバスールは言う。

「我々は自分たちの弱いところを改善しようと努力している。というのも、他の誰かの真似をするよりも、それが正しいアプローチだからだ」

「この仕事で最も難しいのは、弱点がどこにあるかを正確に理解し、それを修正することだ」

「その観点から見るとオーストラリアGP以降、そしてバルセロナ(スペインGP)の後にも良い一歩を踏み出すことができた。特に過酷なコンディションではまだ弱点があるにせよね」

「新しいパッケージを導入し、それを試す時間がほとんどないとき、間違ったセットアップを使ったかどうかを理解するのに苦労することがある。0.15秒の向上を期待していたのに、正しいセットアップでなかったために0.1秒を失ってしまっているのかもしれない」

「アップデートを導入したら、それがどのように利用されるかを理解することが不可欠だ。特にシルバーストンのように時速50kmに達するような強風の場合はなおさらだ」

 ルクレールもサインツJr.も、SF-23は突風の中で限界まで走るのが難しいマシンだと公言している。

 バスールは、この特性は非常に特殊なコンディションに関係しているため、対処するのはそれほど簡単ではないと語った。

「斜めの方向から風が吹いているとき、マシンが敏感すぎるんだ」

「我々はこのエリアを改善しようとしている。風が真正面から吹いているときは何の問題もないんだ」

 イギリスGPはチームにとってあまり良いレースではなかったが、バスールは今週末のハンガリーGPがより良いものになると確信している。

「我々はロングコーナーよりも、低速コーナーや90度のコーナーの方が得意なんだ」

「少なくとも、これまでのところではそうだった」

「ポールポジションは狙えるが、重要なのは風だと思う。スパは、我々のマシン特性と相性のいいコースかもしれない。バスストップ・シケインとラ・ソースがあり、高速コーナーは2つしかない」

 

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