フェラーリSF-26、タブー破りの車重公開? 最低重量プラス2kgが本当なら、ライバルの脅威に
フェラーリは新車SF-26の技術仕様について、重量を770kgだと示しているが、これは規則で定められた最低重量をわずか2kg上回る数値となっている。
Charles Leclerc, Ferrari SF-26
写真:: Federico Basile | AG Photo
フェラーリはフィオラノ・サーキットで新車SF-26のシェイクダウンを終えたが、公開された映像と走行したマシンは、ほぼ同じような見た目だった。そして、バルセロナで行なわれる合同シェイクダウンテストで走るマシンともほぼ変わらないだろう。
フェラーリはテスト用の”ステップA”と呼ばれるマシンと、開幕戦で走る”ステップB”と呼ばれるふたつのマシンを用意していると一部では噂されていたが、テクニカルディレクターのロイック・セラは、記者会見でそれを否定した。
「マシンには間違いなくアップグレードが施される。つまり、開発はシーズン開幕と同時に始まるわけではなく、冬季テスト中も継続される」
「そして、大幅なアップグレードと言えるものについては、間違いなくいくつかの改良が施されるだろう」
したがってフェラーリは、他のすべてのチームと同様に、あらゆる要素を綿密にチェックしながら、近年とは大きく異なるマシンを理解するために、(限られた)時間を最大限に活用しようとするだろう。
Ferrari SF-26
写真: Ferrari
フェラーリのSF-26は、エンジン技術責任者エンリコ・グアルティエリ曰く、「車両全体の構造的変更と統合」により、洗練されたモノになっているという。フェラーリがSF-26の技術仕様において、オイルやドライバーを含むマシン重量を770kgと公式発表したところからも、それがうかがえる。
2026年のレギュレーションでは、マシンの最低重量は768kgとなっているが、事前の予想では多くのチームがマシンの重量過多に苦しむだろうと噂されていた。しかしフェラーリは、現段階ですでに残り2kgまで、マシンを軽量化していると誇示しているのだ。
2025年のF1マシンは最低重量800kgだったが、PUはバッテリーなどを含めて約150kgほどだとされていた。2026年はマシンが全体的に小型化されるものの、バッテリーの大型化でPU全体の重量は30kg以上増加する見込みだ。そのためフェラーリの言う”770kg”が事実なら、抜本的なマシン軽量化プログラムを実施したことは明らかだ。
開発段階において、フェラーリは走行時の車両バランス調整に極めて有用な小型バラストを搭載するため、追加の軽量化を計画していた可能性もあるだろう。
一般的に、開発が進み空力アップデートの実施やパーツが追加されるに伴いマシンの重量は増加する傾向にあるため、それに応じた軽量化の検討が必須となる。
ライバルがどこまで軽量化を追求するかは不明だが、1周あたり約0.3秒のタイムロスに相当する10kg以上の重量過多で開幕を迎えざるを得ない可能性を懸念する声もある。
そんな中で本当にフェラーリがSF-26の重量を770kgまで絞り込めているなら、ライバルにとっては脅威となるかもしれない。
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