フェラーリ、2回目のバーレーンテストで空力アップデートか。4300km走ったPUも交換
フェラーリは、バーレーンF1テスト2回目に、新しい空力パーツを搭載したマシンを持ち込み、PUも新品とするようだ。
Lewis Hamilton, Ferrari
写真:: Mario Renzi / Formula 1 via Getty Images
2月18日から2回目のバーレーンF1プレシーズンテストがスタートするが、フェラーリは新しい空力パッケージを携えてテストに臨むようだ。
またチームは、シェイクダウンとバルセロナ、バーレーンのテストで4300km以上を走破したパワーユニット(PU)を新しいモノに交換するようだ。驚くべきは、新PUが信頼性の問題を一切示さずに、グランプリ14戦分に相当する距離を走行したという点だ。唯一のトラブルはバーレーンテスト1回目の最終日に発生。ルイス・ハミルトンのロングラン終了数周前にエンジンが停止した。
チーム代表のフレデリック・バスールは、FIAの燃料検査用にレース終了時に1リットルの燃料を確保するという要件を満たすため、チームは燃料ピックアップテストを実施し、タンクに残すべき燃料量を特定したと説明した。消費量はシミュレーションで予測されたよりもわずかに多かったようで、収集されたデータは今後のレースシミュレーションの計画において非常に有益だ。
長時間の走行を終えたPUは、フェラーリのエンジン部門テクニカルディレクター、エンリコ・グアルティエリのスタッフによる摩耗検査を受ける予定だ。
そのためバーレーンでの2回目のテストでは、フェラーリは新品のPUを利用可能となり、ギヤボックスもほぼ確実に新品となるだろう。通常よりも低いギヤを使ったエネルギー回生やターボラグ解消のためにエンジン回転数を上げる際などギヤボックス全体にかかる負荷が大幅に増加している。そのため故障の可能性を防ぐため、必要な補強が検討される可能性も否定できない。
これはフェラーリとそのカスタマーチームだけの問題ではなく、すべてのチームがトランスミッションの摩耗を綿密に監視しており、ギヤボックスがパフォーマンスを左右する要素のひとつに戻る可能性もある。
Charles Leclerc, Ferrari
Foto di: Steven Tee / LAT Images via Getty Images
フェラーリは新車の設計段階において、ライバルと比べて小型のタービンを選択したことは周知の事実だ。この決定はターボラグを抑制するために意図的に行なわれた。加速時のMGU-Kの使用を制限し、ストレートでは電気エネルギーをより有効に活用することが目的だ。しかし、このソリューションの利点は、始動時にさらに顕著になる可能性がある。
バーレーンテストでのスタートシミュレーションでは、最適なスタート加速に必要なブーストを得るためには、ターボチャージャーに負荷をかけ、エンジンをより高い回転数に維持する必要があることが明らかとなった。大きなタービンを搭載したマシンでは、正しい手順を完了するのにより多くの時間が必要になる。
そのために必要な時間は約10秒。グリッド最前列のドライバーには十分な時間があるが、グリッド後方のドライバーには時間が足りなくなる懸念がある。
マクラーレンのチーム代表であるアンドレア・ステラは、スタートに失敗して集団内で危険なエンストが起きるリスクがあるとして、安全上の懸念を表明している。しかしフェラーリはその対策として小型のターボを選択したため、いかなるルール変更にも反対している。
F1委員会は今週会合を開きこの問題を議論する予定であり、メルセデスエンジンの圧縮比を含むさまざまな問題について妥協点が模索される可能性がある。
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