F1 イタリアGP

フェラーリ、課題はミスを減らすこと。バスール代表「チャンピオンを目指すなら、ポイントを取りこぼすことはできない」

フェラーリのフレデリック・バスール代表は、メルセデスにタイトル争いを挑むためには、レース週末のオペレーションを継続的に改善していく必要があると語った。

Filip Cleeren

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公開日時: 2026/09/02 3:08

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Charles Leclerc, Ferrari, Lewis Hamilton, Ferrari

 フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、上位勢の差がますます縮まる中、レース週末の”実行力”をさらに高める必要があるとチームに求めている。

 フェラーリは2025年のかなりの期間を新レギュレーションへの準備に充てた。その結果、2026年型のSF-26は競争力のあるマシンに仕上がっており、継続的なアップデートもあってルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールの両方が優勝を挙げている。チームも現在、コンストラクターズ選手権で2番手につけている。

 ただし、直近のハンガリーGPとオランダGPでは、マシン本来の速さを結果につなげることができなかった。どちらの週末も表彰台を狙えるポテンシャルはあったものの、トップ3入りを逃してしまった。

 ハンガリーGPでは、フェラーリの強みが活きると見られていた曲がりくねったブダペストでフリー走行から速さを見せ、ハミルトンはポールポジションにあと一歩まで迫った。しかし決勝では、スタートの失敗に加えてスピード違反によるペナルティ、さらにピットストップのミスもあり、ハミルトンもルクレールも表彰台を獲得できなかった。

 オランダGPでも、予選でタイヤを理想的な作動温度領域に入れられず、本来引き出せたはずのパフォーマンスを取りこぼしたとチームは考えている。さらに決勝でも表彰台を狙えるチャンスを生かし切れなかった。ザントフールトはフェラーリの長所を生かしやすく、パワーユニット(PU)面の弱点も目立ちにくいコースだっただけに、なおさら痛い結果となった。

Photo by: Eric Le Galliot

 Motorsport.comの独占取材に応じたバスールは、メルセデスを追いかけ、復調してきたマクラーレンを抑えるためには、どんなチャンスも無駄にできないことは十分に理解していると語った。

 その一方で、ここ数年のフェラーリはレース運営面で大きく前進しているとも強調した。

「正直に言えば、この2~3年で実行力という面では大きく前進したと思う。戦略やピットストップについても、我々はうまくやれている」

「主に直近2戦でいくつかチャンスを逃した。でも、シーズン開幕から考えれば、マクラーレンやメルセデスより多くのチャンスを逃してきたとは思わない」

「ただし、チャンピオンになりたいのであれば、ポイントを取りこぼすことはできない。獲得できる最大限のポイントを取らなければならない」

 フェラーリは今季、かなりの数のアップデートを投入してきた。さらに今週末のホームレース、イタリアGPでは、追加の空力パーツとアップグレード版パワーユニットの投入が予定されている。

 ただ、各チームの純粋なパフォーマンス差が縮まるほど、バスールは週末の運営をきっちり仕上げる重要性が増していると考えている。

「レースには2種類ある。ひとつは開発競争だ。レースごとにパーツを投入して、マシンのポテンシャルを高めていく。でも同時に、そのポテンシャルの限界まで引き出さなければならない。うまくできるときもあれば、そうでないときもある」

「今シーズンが難しいのは、すべてが新しいからだ。レギュレーション、エネルギー、タイヤ。すべて昨年とは違う。つまり昨年よりも、答えを出さなければならない新しい問題がずっと多いということだ。それが、我々全員がより多くのミスをしている理由でもある」

「でも、そのミスの数を最小限にするのも私の仕事だ。他のチームが何をしているかは関係ない。我々自身がミスを減らさなければならない」

 各チームやPUメーカーは、複雑な2026年型PUと、それをどう運用するかを定めた入り組んだレギュレーションへの理解をかなり深めてきた。それでも、エネルギーの使い方を最適化できるかどうかが、今なお大きなパフォーマンス差を生んでいるという。

「PUが鍵だ。今でも1周ごとにパフォーマンスが変動することがある」とバスールは警戒する。

「中国やオーストラリアの頃よりはずっと小さくなった。当時はコンマ4~5秒失うこともあった。今はコンマ1~2秒くらいだ」

「でも、ザントフールトではそれだけでグリッド4つ分の差になる。だから、この部分への集中を続けなければならない」

「これは、新しいレギュレーション領域であること、そして今年が非常に難しいシーズンであることと関係していると思う。でも、間違いなくチームが重点的に取り組んでいる分野のひとつだ」

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