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フェラーリ、F1ベルギーGPのFP2でクラッシュしたルクレールのマシンをシャシー交換

フェラーリは、F1第12戦ベルギーGPのフリー走行2回目で喫したクラッシュにより、ダメージを負ったシャルル・ルクレールのマシンにシャシー交換を行なったと発表した。

Charles Leclerc, Ferrari SF21

Charles Leclerc, Ferrari SF21

Steven Tee / Motorsport Images

 F1第12戦ベルギーGPのフリー走行2回目で、フェラーリのシャルル・ルクレールはレコームで姿勢を乱しコース左側のバリアにクラッシュアウト。チームは、フロントと左側に大きなダメージを負ったマシンを一晩かけて修復作業を行なったが、既存のシャシーをすぐには修復できないと判断した。

 それに伴い、フェラーリは土曜日のFP3以降のセッションに向け、ルクレールのマシンにスペアシャシーを投入することを明かした。声明には次のように記されている。

「スクーデリア・フェラーリは、FP2の後半で発生したアクシデントにより、ルクレールのマシン『SF21』のシャシーが短期間では修復不可能なダメージを受けたことを発表した」

「そのため、昨夕のうちにスペアシャシーが組み上げられ、ルクレールはベルギーGPのFP3からそれを使用することになる」

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 クラッシュを喫したルクレールは、FP1、FP2を通じて全体的な路面コンディションが悪く、「とてもトリッキーな1日」だったと語った。また、4番手タイムを計測したFP1に比べ、FP2ではマシンの感触が良くなかったと感じているようだ。

「一晩マシンの改善をして、土曜日に強くなって帰ってきたいと思う」とルクレールは言う。

「もちろん、今日も壁に刺さって1日を終えることは望んでいなかったが、これもフリー走行の一部だ。(FP3)以降、また同じミスをしないようにするよ」

「(FP1は)感触が良かった。でもFP2ではそう感じなかった。僕らはそんなにマシンをいじっていないから、その理由を見つけなければならない。理解すべきことが沢山あるから、充分な仕事ができると良いな」

「土曜日に向けて、FP2で何を間違えたかを理解する自信はある」

 ルクレールは2019年のベルギーGPでF1初優勝を遂げた経験を持っている。今年のベルギーGPから始まるシーズン後半戦では、コンストラクターズランキング3位獲得に向け、直接のライバルであるマクラーレンを引き離しにかかることを目指している。現在、フェラーリとマクラーレンは獲得ポイントでは並んでいるが、2位獲得回数でフェラーリが先行している状況だ。

 FP3と予選が行なわれる土曜日、決勝レースが行なわれる日曜日を通じて雨の予報が出ており、ルクレールも雨まじりのセッションになると考えている。

「ウエットだけでなくドライでも速いセットアップ目指し、できるだけ早く適応していくことが必要だ」

「それが達成できたら、良い週末を迎えられるはずだ」

 
 

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