フェラーリF1、メルセデスからロイック・セラ、ジェローム・ダンブロシオの上級スタッフ2名を獲得
フェラーリF1はエンジニアリングとマネジメントチームの強化のため、元メルセデスのロイック・セラとジェローム・ダンブロシオを獲得したことを明らかにした。
フェラーリは5月13日に、新しいチーム人事を発表。元メルセデスのロイック・セラとジェローム・ダンブロシオを獲得した。
10月1日付けでセラはフェラーリのシャシーパフォーマンスディレクターに、ダンブロシオはチーム副代表及びドライバー育成ディレクターに就任することになる。
セラはミシュランのエンジニアとしてF1の世界に飛び込むと、2006年にBMWザウバーへ加入。その後はメルセデスへと移籍し、パフォーマンスディレクターを務めてきた人物だ。
昨年にもmotorsport.comは移籍のニュースを報じていたが、今回正式にフェラーリが発表した形だ。セラはフェラーリではテクニカルチーフのエンリコ・カルディレの直属となる。
元F1ドライバーのダンブロシオは、ヴェンチュリのフォーミュラEチームの代表を務めた後、ドライバー育成ディレクターとして2023年にメルセデスに加わった。それ以降、ダンブロシオはメルセデスの若手ドライバープログラムを担当し、トト・ウルフの後任として将来同チームの代表を務める候補のひとりであると考えられてきた。
しかしそのダンブロシオが2023年シーズン限りでチームを離脱し、フェラーリへと移籍することも、motorsport.comで既報の通り。今回、それがセラ同様にフェラーリから正式に発表された格好だ。
ダンブロシオやセラがフェラーリに加入することは、2025年から同じくフェラーリへと移籍するルイス・ハミルトンにとっては、見知った顔ぶれと共に仕事を行なえるという点では有益なことだろう。
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