F1夏休み前倒し。フェラーリは早速3月19日からファクトリー閉鎖を決断
フェラーリは、夏休みのファクトリー閉鎖を当初の7〜8月から3〜4月に前倒しし、さらに期間も14日間から21日間に延長するというFIAの決定に従い、F1関連の業務を3月19日(木)から停止することを認めた。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
FIAは3月18日(水)、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、レギュレーションで定められている夏休みのファクトリー閉鎖を当初の7〜8月から3〜4月に前倒しすると共に、その期間を14日間から21日間に延長することを決定した。
フェラーリはこれを受け、3月19日(木)から、F1に関わる業務を停止することになった。
ただフェラーリは、イタリア国内で新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がっていることを受け、この数週間ファクトリーでの業務を停止しなければいけない事態に直面している。
F1は開幕4戦の開催を既に延期。第5戦オランダと第6戦スペインも、新型コロナウイルスの感染数がヨーロッパで広がっていることを受け、予定通り開催できるかどうか不透明な情勢である。
フェラーリは次のように声明を発表した。
「スクーデリア・フェラーリは、イタリアおよび世界中の大勢の人々と共に、新型コロナウイルスの大流行に対処しなければならず、FIAとF1の夏季閉鎖期間を前倒しするという決断を完全に支持している。したがってスクーデリア・フェラーリは、3月19日(木)から4月8日(木)まで閉鎖される」
「チームの優先事項は、従業員とその家族の安全である。そのため、数日間マラネロの施設での作業は中断され、可能な限りスマートな作業システムに置き換えられた」
「我々は、70年以上にわたって行なってきたレースができないことについて、ファンと同じくらい失望している。しかしこれほど深刻な状況に直面しているため、できるだけ効率的にウイルスを封じ込めるべく、当局の助言に従い、全ての活動を可能な限り制限することが重要だ。我々は日常生活だけでなく、モーターレースを含むスポーツが正常な形に戻るよう、状況が改善するのを待つ。それまでの間、我々の想いはウイルスの影響を受ける全ての人々と、それと戦うために最前線で働いている人たちと共にある」
「距離を保ちながらも、我々は団結している。そのため、このウイルスを打ち負かすことができるはずだ」
なおハースF1チームも、フェラーリと同じ日程でファクトリーを閉鎖することを決めた。またレッドブル・レーシングは、3月27日から3週間にわたってファクトリーを閉じるが、「パンデミックの状況は絶えず変化するため、日程については多少前後するかもしれない」としている。アルファロメオは、3月23日からファクトリー閉鎖を実施する予定だ。
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