フェラーリとドゥカティ、"Mission Winnow”ロゴを残る全戦で削除へ?
F1のフェラーリとMotoGPのドゥカティ、ふたつのチームがシーズンの残りを“Mission Winnow”ロゴ無しで走る可能性がある。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
F1のフェラーリとMotoGPのドゥカティ……両チームはタイトルスポンサーとしてフィリップ・モリス・インターナショナルを迎えている。今シーズン、両チームは車体やウェアに“Mission Winnow”という同社のプロジェクト名のロゴを刻み、エントリー名にも“Mission Winnow”が冠されている。
しかし、Mission Winnowロゴの存在はたばこ広告等に関するいくつかの議論を呼び起こしてきた。そして、F1開幕戦オーストラリアGPではたばこ広告を金する法律に違反しているかの調査が行われていたこともあり、フェラーリは自主的にロゴを除去することを選んでいた。
フェラーリはカナダGPとフランスGPでも同様に、マシンからロゴを除去。そして、ドゥカティもフランスGPではフェラーリと同じく、車体からMission Winnowロゴを消し、別のロゴで置き換える措置をとっていた。
マクラーレンのスポンサーを務めるブリティッシュ・アメリカン・タバコもまた、キャンペーンロゴの“A Better Tomorrow”を、同じような理由によって何戦かで除去している。
ある情報筋によると、Mission Winnowのようなたばこ会社によるキャンペーンに対する外部からの調査が増加している中で、フィリップ・モリスは当初予想されていたよりも長い期間、そして可能性としてはシーズンの残りの全戦においてロゴを削除することを現在検討しているという。
Mission Winnowのロゴが少なくとも短期間でフェラーリのマシンに戻ることは無いだろうということと、MotoGPの第8戦オランダGPでもドゥカティから外れるだろうということが示唆されている。
Mission Winnowロゴ無しでマシンを走らせる際は、フェラーリでは創設90周年を祝うロゴを車体やウェアに掲げていた。
また、車体からロゴを消すのと同様に、公式なエントリーリストに掲載されるチーム名からもMission Winnowの文言は外され、単にスクーデリア・フェラーリ、とされていた。なお、同様の事態がドゥカティでも発生している。
フェラーリとドゥカティはMission Winnowロゴについてのコメントは控えた。
なお、フィリップ・モリスのスポークスマンであるサイモン・ダウディングは次のように語っている。
「繰り返しですが、我々は噂や憶測についてはコメントを行っていません」
「シーズンの開始時にお知らせしたように、我々はレースごとにMission Winnowの代わりにパートナーへコミュニケートメッセージを発信する機会を用意するかもしれないとしてきました」
「オーストラリアとカナダのケースのように、スクーデリア・フェラーリは今週末のフランスGPでチームのユニフォームなどで再び彼らの90周年を祝う事になるでしょう。我々はレースに先立って、適切にさらなる情報の共有を続けていきます」
Andrea Dovizioso, Ducati Team
Photo by: Gold and Goose / LAT Images
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