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フェラーリ、大失敗に終わったルクレールのタイヤ選択を説明「ドライタイヤで行くべきだったが……」

フェラーリは、F1サンパウロGP予選Q3でシャルル・ルクレールにインターミディエイトタイヤを履かせたことについて、すぐに雨が降ると予想していたと明かした。

Charles Leclerc, Ferrari F1-75, locks up

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 フェラーリは、F1サンパウロGPの予選Q3でシャルル・ルクレールがノータイムに終わった一因となったタイヤ選択について、すぐに雨が降ると予想していたからだと説明した。

 サンパウロGPの予選は天候に翻弄される波乱の展開となったが、最も明確にミスをしてしまったのはフェラーリだろう。

 予選を通じて路面が乾いていく中、Q3はサーキットのすぐそばまで雨雲が迫っている状態。ルクレール以外の9台は、雨が降る前にタイムを出そうと、ソフトタイヤを装着してコースインした。

 しかしルクレールだけはインターミディエイトタイヤを装着してコースへ。序盤ソフトタイヤでアタックする機会を失うと、ソフトタイヤに履き替えた直後に赤旗掲示。セッションが中断している間に雨が降り出し、結局ノータイム10番手で予選を終えた。

 ルクレールはこの結果に深く落胆。チームと話し合い、今後どうすればもっとうまくいくかを考えると誓った。

「雨を期待していたんだけど、降らなかったね」とルクレールは語った。

「チームと話し合って、このようなコンディションで何ができるかを理解しようと思う。でも、すごくがっかりしている。ペースはあったんだけどね」

 フェラーリはその後、インターミディエイトを選択したのは天候が変化する中、上位グリッドを確保するためには2台で戦略を分けるのがベストだと考えたからだと説明している。

 もし雨がフェラーリの予想通り早く降り始めていたなら、ソフトタイヤのドライバーたちは苦戦を強いられただろう。そうなれば、インターミディエイトのルクレールがポールポジションを獲得するのに最適な立場にいれたはずなのだ。

 フェラーリのレースディレクターであるローラン・メキーズは、レースの”黄金律”はコースが乾いているときには常にスリックタイヤを使用することだとしながらも、Q3では雨が迫っていたために賭けに出る価値があると感じたという。

「2台ともQ3に進出できたのに、厳しい選択を迫られて少しフラストレーションが溜まっている」

「コースはまだドライだった。黄金律では、路面がドライならドライタイヤで行くべきなんだ。一方で、もうすぐ大雨が降るという予報があった。したがって、最終的に我々は2台の戦略を分けた」

 メキーズ曰く、フェラーリはこの選択によってどちらかのドライバーが犠牲になることを受け入れたが、潜在的な見返りはそれに見合うものだったと感じているという。

「雨の降り出すタイミングによって、ハッピーな男になるのかそうじゃないのか、クルマが走り出す瞬間まで分からないものだ。それこそ、今回起こったことだ」

「シャルルにとっては雨が1~2分遅すぎたかもしれないし、カルロスにとってはちょうどいいタイミングだったのかもしれない。そういうものだ」

「5番手と10番手。長い、長い週末の始まりだ」

 マシンに速さがありながらも、ポイントの取りこぼしが多い今季のフェラーリ。その戦略判断に注目が集まる中で、メキーズも今回起こったことを教訓にする必要があると認めている。

「今日のような非常にトリッキーなコンディションも含め、今年は何度も何度も良い予選ができた。しかし、このような難しい状況下では、正しい判断とそうでない判断について、常に学ぶべきことが多い」

「チームとドライバーとで細かく分析し、力を合わせて常にアフターケアに目を向けるというのは、良い習慣として定着していることだ。今日を活かして、また一歩、一緒に進んでいきたいと思う」

 ”正しい”方のタイヤを履いていたサインツJr.は、Q3開始時ピットレーンに並ぶのが遅れたことでフロントロウ獲得のチャンスを失ったと振り返った。

「僕たちは列の先頭に並ぼうとした」とサインツJr.は語った。

「でも、シャルルの後ろでかなり時間をロスしてしまった」

「プッシュしようとして、おそらくやりすぎてしまったんだ。僕はいくつかミスをして、大きく挙動を乱した瞬間もあった」

「今日、僕たちは非常にトリッキーなコンディションを乗り切った。チームとしていくつかの点を見直す必要があるが、次回はもっとうまくいくようにしたい」

 フェラーリにとって、今回はスプリントレースが行なわれる週末であり、決勝までに追い上げるチャンスがあるのは不幸中の幸いかもしれない。

 
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