フェラーリでF1通算2勝、パトリック・タンベイ亡くなる。享年73歳
F1で2度の勝利を経験し、ル・マン24時間レースなどにも参戦したパトリック・タンベイが亡くなった。73歳だった。
写真:: Ercole Colombo
1970年代後半から1980年代にかけてF1で活躍し、フェラーリで2勝を挙げたパトリック・タンベイが亡くなった。73歳だった。
タンベイが亡くなったというニュースは、12月4日(日)に彼の家族からAFP通信に伝えられた。タンベイは後年、パーキンソン病や神経系に影響を与える進行性の疾患、糖尿病などに悩まされていたことが知られていた。
タンベイは1949年の6月25日にフランスで生まれた。1977年のフランスGPでサーティースからF1デビューしたが予選落ち。続くイギリスGPからはエンサインのマシンで走り初戦はリタイアとなったが、その後シーズン最終戦の日本GPまで全戦エントリー。3回の入賞を果たした。
1978年にはマクラーレンに移籍するも、4位が最高位。翌年は1度も入賞することができなかった。その後セオドール・レーシング、リジェと渡り歩き、1982年のシーズン後半から、事故死したジル・ビルヌーブの後任としてフェラーリ入りを果たす。すると同年のドイツGPで初優勝。翌年のサンマリノGPでも勝った。この1983年はドライバーズランキング4位と、タンベイにとってのF1での最高成績となった。
1984年と85年はルノーで走り、1986年のローラを最後にF1から離れた。
タンベイはル・マン24時間レースにも4回出場。そのうち2回は1976〜77年にルノーから参戦し、いずれもリタイアに終わった。1981年にはロンドーから参戦するも、やはりリタイア。ただ1989年にはジャガーから4度目の参戦を果たし、4位完走を果たしている。
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