フェラーリ、ベルギーGPでルクレールに3基目PU投入へ。ハンガリーGPクラッシュでダメージ

フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1ハンガリーGPで発生したクラッシュの影響でパワーユニットを破損したことが判明。ベルギーGPでは3基目を投入し、後半戦でグリッドペナルティを受ける可能性が高まった。

フェラーリ、ベルギーGPでルクレールに3基目PU投入へ。ハンガリーGPクラッシュでダメージ

 オープニングラップに発生した多重クラッシュによって、波乱のレース展開となったF1ハンガリーGP。シャルル・ルクレール(フェラーリ)もターン1でクラッシュに巻き込まれたが、パワーユニットの破損という痛手を負うことになった。

 ルクレールはターン1でタイヤをロックさせてしまったランス・ストロール(アストンマーチン)に衝突されてしまった。この結果、両者ともリタイアというリザルトに終わっている。

 そして損傷の程度についてフェラーリは、パワーユニットに再利用が不可能な破損を発見したと報告。シーズン後半戦の緒戦となるベルギーGPでは3基目のPUを使用することになり、後半戦のどこかで4基目のPUを使用する可能性が高いと明かした。

 2021年シーズンのパワーユニットの使用可能コンポーネント数は3基(コントロールエレクトロニクスとエナジーストアを除く)。4基目を使用する場合には、グリッド降格のペナルティを受けることになる。

「昨日マラネロで検査を受けたカーナンバー16のSF21は、アストンマーチンのランス・ストロールから受けた衝撃によって、エンジンが修復不可能かつ再使用不可能なダメージを受けていることが明らかとなった」

 フェラーリの発表にはそう記されている。

「これはスクーデリア・フェラーリのドライバーにとってさらなる打撃となる。この損傷は財政的な影響だけではなく、残るシーズンの12レースにおいて、4基目のICE(内燃エンジン)をシャルルのマシンに投入しなければならない可能性が高い。その場合、グリッドペナルティを受けることとなる」

 なお今回他車からの衝突によってパワーユニットにダメージを負ったのは、ルクレールだけではない。レッドブルのセルジオ・ペレスもバルテリ・ボッタス(メルセデス)との接触によって、3基目のPU投入が必要なダメージを受けたのではないかと見られている。

 予算上限が導入されているため、マシンの損傷はチーム運営に影響を及ぼしてくることになる。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、予算上限の例外を認めるべきだと考えているが、一方フェラーリのマッティア・ビノット代表は相手チームに全面的な事故の責任があると認められた場合、損害分を賠償することも議論すべきだと考えている。

「近い将来、他チーム代表やF1、FIAと話し合いを行なうだけの価値があると思っている」

 ビノット代表はそう語る。

「“有罪”ではないとしても、そうした損害が予算上限中においてこれまで以上にダメージとなることは明らかだ」

「我々は(予算上限に)例外規定を設けるべきだろうか? 私としてはその解決策が良いかは分からない。取り締まるのは非常に難しいだろうからね」

「ただ、ドライバーの過失があった場合、そのドライバーのチームは、少なくとも被害にあったチームに損傷や修復費を払うべきだろうというのは、考えられると思う。そうすれば、ドライバーにはより責任が生まれるだろう」

 

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