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フェラーリ、2020年向けの開発パーツを前倒し投入。”復活”の原動力に

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フェラーリ、2020年向けの開発パーツを前倒し投入。”復活”の原動力に
執筆:
2019/10/05 5:22

フェラーリのマッティア・ビノット代表は、最近投入したアップグレードについて、2020年に予定されていた開発作業を前倒しした成果が出ていると示唆した。

 F1の2019年シーズン後半戦は、前半戦と大きく勢力図が変わった。前半戦では勝利することができなかったフェラーリが、第13戦ベルギーGPから3連勝。シャルル・ルクレールは第16戦ロシアGP予選でも速さを見せ、4戦連続ポールポジションを獲得した。

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 シーズン序盤からストレート区間で抜群に速かったフェラーリが、ベルギーGPやイタリアGPで競争力を発揮することは予想されていた。しかし、苦戦が予想されたシンガポールGPでもフェラーリは好パフォーマンスを見せた。そしてセバスチャン・ベッテルが今季初優勝を飾り、フェラーリがワンツーフィニッシュを果たしたのだ。

 新しいノーズやフロア、ディフューザーを含む大きな空力アップグレードパッケージをシンガポールGPで投入したことが、フェラーリにとって大きかったようだ。その効果はロシアGPでも続き、ベッテルのマシンに信頼性トラブルが起きなければ、フェラーリが4連勝を飾っていた可能性は高い。

 シンガポールGPで投入されたアップグレードパッケージが、来季のマシン設計にどれほど重要なものなのか、そしてそれが来季マシンに組み込まれるのかと訊くと、ビノットは次のように答えた。

「逆もまた然りなんだ。今回は、来季用のアップグレードが現行マシンに搭載された。来年も今年と同じレギュレーションが使われる。それは間違いなく興味深い」

「今季構築されたモノは全て、理解を深めるという観点から、来季にとっても重要になる」

「だからこそ、我々は2019年シーズンに注力している。勝利を目指すだけでなく、今季のマシンパフォーマンスを全体的によく理解することが来季に役立つことを知っているからだ」

 フェラーリはライバルのメルセデスやレッドブルと比べ、ピークダウンフォースで劣っており、シーズン前半には高いダウンフォースが要求されるサーキットで苦しむ場面もあった。しかしビノットは、フェラーリの年間を通したパフォーマンスを踏まえ、2020年に向けてマシンの根本的なコンセプト変更をする必要がないことが証明されていると主張した。

「フロントウイングに関しては、現時点で我々のパーツをコピーしているチームもある。だから来年のマシンは、現在のマシンの発展型となると思う」

「(空力が)効率的なマシンを開発することは、燃費や速度にとって常に重要だ。私は、それが完璧に間違っているとか、悪いコンセプトだとは思わない」

「シーズンを振り返り、我々が挙げた勝利や逃したチャンスのことなどを考えると、全体的にバランスを間違えているとは思わない」

「今季、期待通りのパフォーマンスを発揮できなかった理由は他にもある。マシンコンセプトのせいだけではない」

「弱点が解消されれば、我々はとても高い競争力を持っている。最近のレースで、それを示すことができたと思う」

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執筆者 Scott Mitchell