F1

フェラーリ、F1チーム再建続く現在の体制は「完璧とは程遠い」チーム代表は恒久的な改善を望む

フェラーリのフレデリック・バスール代表は、チームが完璧な体制を整えるまでは「何マイル」も離れているとして、恒久的な改善の必要性を語っている。

Adam Cooper

Adam Cooper

編集: 2023/08/05 13:20

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Frederic Vasseur, Team Principal and General Manager, Scuderia Ferrari

 マッティア・ビノットに代わり、今年の1月からチーム代表としてスクーデリア・フェラーリを率いるフレデリック・バスール。彼の任務のひとつは、主要な人材を採用してチームを強化することだ。

 ただ、そうした重要人物を他チームから獲得する際には、情報流出を防ぐ“ガーデング休暇”を経る必要があるなど時間を要する。そのような状況を踏まえると、2023年シーズン前半を終えた段階でも完璧なチーム体制からは「何マイル」も離れているとバスールは考えている。

 フェラーリからはレーシング・ディレクターのローレン・メキーズがアルファタウリへ移籍し、来季からチーム代表に就任することが決まっている。また、シニア・デザインエンジニアのデビッド・サンチェスも、マクラーレンへ移ることとなっている。

 一方で、メルセデスのパフォーマンスディレクターを務めてきたロイック・セラがフェラーリ入りすることが決定。現状では彼がマラネロで仕事を始めるのは2025年になる見込みだ。

「望むチーム体制となるまでどれくらいか」と尋ねられたバスール代表は、改善が終わることは決してないと答えた。

「まだ何マイルも先だ。仕事をしている時は、完璧な体制があると想像する必要はない」

「常に改善する必要があり、常に変化させる必要がある。もし2年連続で同じ体制に留まっているのなら、死んでいるのも同然だ。その間、他のチームはもっと良くなっていくのだ」

「それでは『こうする必要がある』『こうすれば上手くいく』という明確なイメージを持っていないことになる。それは愚かなことだろう」

「我々は今後数週間、数ヵ月、数年のうちにいくつかの変更を加えることになる。それは恒久的な進化であり、恒久的な改善なのだ」

Carlos Sainz, Ferrari SF-23, Charles Leclerc, Ferrari SF-23

Carlos Sainz, Ferrari SF-23, Charles Leclerc, Ferrari SF-23

Photo by: Ferrari

 そしてバスール代表は、フェラーリが2024年型マシンの方向性をつかみ始めているという。

「状況はだいぶ明らかになってきたし、どこが弱みで、どこが強みなのかも分かってきた」

「でもこれは私の秘密にしておくよ。すまんね!」

「だがレースを重ねるごとに、状況をより良く把握できるようになってきているのは確かだ」

 シーズン前半を締めくくるベルギーGPでは、シャルル・ルクレールが3位表彰台を獲得したが、フ今シーズンこれまで厳しい戦いを強いられることが多かったフェラーリ。しかしチームは、地に足をつけているとバスール代表は言う。

「とても落ち着いているよ。1週間前にも同じような(プレス)ミーティングを行なったが、そのときはマクラーレンが飛ぶように速くて、我々は愚か者みたいだった」

「そこから1週間でマクラーレンは後方にいて、我々が前方にいる」

「つまり、我々は冷静でいる必要がある。勢力図はとてもタイトで、ちょっとしたことで2番手から11番手に落ちることもある」

「しかしまだシーズンは終わっていないし、我々にはやることが沢山残されている。でももちろん、いい形でシーズン前半を終えられたのは良かった。少なくともポジティブなレース結果で2週間の休暇を過ごすことができる」

 

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