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小規模チームと未来のF1のため。フェラーリは”犠牲”になると主張

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小規模チームと未来のF1のため。フェラーリは”犠牲”になると主張
執筆:
2020/01/07 3:31

フェラーリは2021年以降のF1に関する交渉において、小規模チームを助けるために金銭面で”犠牲になる”つもりがあると語った。

 フェラーリのCEOであるルイス・カミッレーリは、2021年以降のF1をより良いものにするべく、金銭面で”犠牲になる”つもりだと話した。

 2021年からF1には財政レギュレーションが追加され、チームの予算に1億7500万ドル(約189億円)の上限が設けられる。これらの中には、パワーユニット開発費用やドライバーの報酬、上級スタッフ3人の給与は含まれないことになっている。

 レギュレーション変更の他、F1と各チームが結んでいるコンコルド協定も2020年末で失効する予定であるため、商業的な権利に関する新たな協定を結ぶ必要がある。従来のコンコルド協定では、コンストラクターズランキングの順位によって賞金が分配されるが、一部のチームはF1と独自に結んだ契約によってそれとは別にボーナスを受け取っている。

 各チームはこうした歪んだ構造を正し、より統一されたコンコルド協定を作ることを望んでいる。そしてフェラーリのカミッレーリは、交渉によって10チームがより公平に賞金を受け取れるようになると考えている。

 カミッレーリは、コストを削減する必要があることを認識しながら、革新を起こす能力は維持したいと話した。

「シャシーに適用されるコスト上限に関して、比較的良い妥協点に達したと思う」

「F1の経済的持続可能性にとっては良いと思うので、我々はそれを支持している」

「予算の上限にはやがて、パワーユニットやドライバーの報酬だけでなく、他の様々なものも含まれるようになるはずだ。最終的にスポーツが経済的に持続可能なものにならなければ、ゆっくりと死んでいくからだ」

「そして、F1を経済的に持続可能なものとするのは、我々の責任だと考えた。主に我々が犠牲となることで、小規模チームがより多くのお金を得ることができるようになると言わなければならない」

「詳細についてはまだ分からないが、基本的な原則という意味では問題ないと考えている。異なる見解を持つチームが10あれば、常に継続的な議論が行なわれていく」

 こうした変更の一環として、フェラーリが受け取っていたボーナスは削減されることになる。1950年から始まったF1に初年度から参戦しているフェラーリは長期参戦ボーナスを受け取っている。そのため、2008年を最後にコンストラクターズタイトルを獲得できていないにも関わらず、フェラーリは最も多くの分配金を得ているのだ。

 カミッレーリは2021年に関する交渉において、自分たちの利益だけでなく、F1の全体像を考える上でフェラーリが中心的な役割を果たしたと繰り返した。

「2019年はコンコルド協定と財政レギュレーション、技術レギュレーションの様々なチャプターを完成させるという点で重要だった。そして、大きな進展があったと思う」

「我々フェラーリは、リーダー的な役割を担ってきた。フェラーリにとってF1が重要だからだ」

 カミッレーリはこれまでの交渉に満足しており、10チーム全てが協定にサインすると考えていると付け加えた。

「すべての人々の利益のために、全員が合意に達すると確信している」

「過去に他のビジネスで経験したが、競合他社と合意するのは非常に難しいことだ。しかし最終的には、彼らもあらゆる点で利益を考えているんだ」

「特にマッティア(ビノット/チーム代表)は、FIAと他のチームとの間でリーダーの役割を果たしてきた。そうした面での進歩に非常に満足している」

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この記事について

シリーズ F1
チーム Scuderia Ferrari
執筆者 Scott Mitchell