サインツJr.、リカルドの謝罪を受け「メカニックも感謝していた。恨みは全くない」
カルロス・サインツJr.は、エミリア・ロマーニャGPでの1周目のクラッシュについて、ダニエル・リカルドの謝罪にフェラーリのメカニックとともに感謝していると語った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
フェラーリのカルロス・サインツJr.は、F1第4戦エミリア・ロマーニャGP決勝の1周目にダニエル・リカルド(マクラーレン)と接触し、グラベルでレースを終えた。
前戦オーストラリアGPでレース序盤にリタイアを喫し、エミリア・ロマーニャGP予選でもクラッシュをしていたサインツJr.。スプリントでは挽回し、決勝を4番グリッドからスタートし、好成績を収めようと意気込んでいた。
それだけに、リカルドと接触して早々にレースを終えたのは痛かったが、リカルドは18位でレースを終えた後、フェラーリのガレージに赴き、サインツJr.に謝罪の言葉を述べた。
サインツJr.と、フェラーリのメカニックは、この行動をとても喜んだようだ。
「傍から見てもタフなレースが終わった後、ダニエルが最初にしたことは、フェラーリのボックスに入ってきて僕に謝ることだった。それはアスリートとして、スポーツマンとして、ダニエルのことをよく表している」
「メカニックもみんな僕と一緒にいたんだけど、みんな彼の態度に感謝していた。今回のことで、ダニエルに恨みはないんだ」
「今回のことは誰にでも起こりうることだった。でも残念ながら、メルボルンでのクラッシュから復帰したばかりの僕の身に起こったことなんだ。このインシデントには、何も不思議なことはない。オンボード映像で何が起こったかを見れば、誰に目にも明らかだと思う」
サインツJr.はこれで今季2度目のノーポイントだが、ポイント獲得のチャンスが失われたことよりも、貴重な走行時間を失ってしまったことにフラストレーションを感じているようだ。
チームメイトのシャルル・ルクレールの方が今季のマシン『F1-75』をよりうまく操っている現状で、走行時間を失うのは大きな代償となりうるのだ。
「このふたつ(オーストラリアGPとエミリア・ロマーニャGP)の事故はまったく異なるものだが、結果は非常によく似ている。結局はどちらも、レースの60周を走れなかったんだ」
「今のところ、(リタイアがなければ)僕にとってとても有益になっただろう」
「結果自体はそれほど痛手ではない。それと比べて、とても多くの走行時間を失った。このマシンで過去2戦、レース周回数をかなり多く失ったことが残念だ」
「キツイのは、それが連続してしまうことだ。というのも、シーズンを通して、必ず1回はミスをするし、1回はリタイアしてしまうものだ」
「僕にとっては、残念なことに、それが連続して起きてしまった。だからもっと痛いし、もっと大変なんだ。でも願わくば、シーズン序盤のうちにそれらを片付けて、残りのシーズンに集中できるようにしたい」
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