フェラーリ、熾烈なランキング3位争いに「ミスをした方が敗者となる」……マクラーレンも「諦めるワケにはいかない」と語る

シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、マクラーレンとの激しいコンストラクターズランキング3位争いは残りの4レースでミスを最小限に抑えたチームが勝者になると考えている。

フェラーリ、熾烈なランキング3位争いに「ミスをした方が敗者となる」……マクラーレンも「諦めるワケにはいかない」と語る

 コンストラクターズランキング3位を懸け熾烈なバトルを演じてきたフェラーリとマクラーレン。シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、今季の残り4戦で「ミスを最小限に抑えたチーム」が3位の座に輝くと考えている。

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 9月の第14戦イタリアGPで1-2フィニッシュを果たしたマクラーレンだったが、その後はフェラーリの反撃により安泰と思われていたランキング3位の座が揺らいだ。

 パワーユニット(PU)に改良されたハイブリッドシステムを提げ、フェラーリはここ3戦のレース全てでマクラーレンを上回る成績を残している。一時17.5ポイントまで開いたマクラーレンとの差は、第18戦メキシコGP終了時点で13.5ポイントのリードに変わった。

 メキシコGPではルクレールと僚友カルロス・サインツJr.が5位、6位でチェッカーを受けた一方、マクラーレンはランド・ノリスがPU交換によるペナルティで最後尾からスタートし10位入賞。フェラーリとの争いを一任されたダニエル・リカルドはオープニングラップでのバルテリ・ボッタス(メルセデス)との接触によって後方に沈んだことでポイント獲得を逃した。

 勢いはフェラーリにあるものの、ルクレールはランキング3位争いの勝者を決定づけるのは純粋なスピードではないかもしれないと考えている。

「フェラーリとマクラーレンはとても拮抗しているからこそ、ミスを最小限に抑えられるかがカギになると思う」とルクレールは語る。

「僕らが先行するレースもあれば、他のチームに後れを取るレースもあるだろう。でも僕はそれが違いをもたらすとは思わない。次に大きなミスを犯した方が負けることになる。今日(メキシコGP)はその良い例になったと思う」

「マクラーレンの2台が後方に沈んでいる中、僕らは大きなチャンスを掴んだ。それを大量得点に繋げることができたし、ランキング3位獲得に向けて重要なことだと思う」

 マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、メキシコGPでの大敗はフェラーリとのランキング3位争いで白旗を上げる要因にはならないと考え、マクラーレンに起きる厳しい日々はその逆にも簡単に起こりうると考えている。

Daniel Ricciardo, McLaren MCL35M, Valtteri Bottas, Mercedes W12

Daniel Ricciardo, McLaren MCL35M, Valtteri Bottas, Mercedes W12

Photo by: Charles Coates / Motorsport Images

「最も重要なことは、レース中にああいうことが起きたメキシコGPのような日々を受け入れることだ。それもこのスポーツの一部だとね」そうザイドルは語る。

「同時に、これはライバルにも起こりうることだ。だから、この戦いを諦める理由にはならない。前へ進むことが重要だ。幸い次週にまたレースがあるから、我々には反撃するチャンスが残されている」

「(メキシコGPは)ランキングに大きな影響を及ぼしたのだから、もちろん我々としては残念ではある」

「でも、繰り返しにはなるがライバルにも起こりうることなのだ。我々はただ自分たち自身のことに集中し続け、今回は出来なかったがコンスタントにポイントを獲得し続けるようにしなくてはならない」

 メキシコGPの舞台であるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは標高が高く、これにより各チームはハイダウンフォース仕様の空力パッケージをマシンに搭載した。ザイドルはこの空力パッケージでマクラーレンは「フェラーリに対して後れを取った」と考えている。

 また、ザイドルは残る4戦を開催する各サーキットがマクラーレンに適しているのか、それともフェラーリに適しているのかは「予測が非常に難しい」と続けた。

「数え切れないほどの要素が関係してくる。主に気温にタイヤ選択、ダウンフォース量やコース特性などが挙げられる」とザイドルは言う。

「今年は既に何度も目にしてきたことだ。予測することは難しく、みんなが想像したモノとは異なる結果になるかもしれない」

 マクラーレンのライバル、サインツJr.もザイドルの意見に賛成し、最終戦までランキング3位争いは「とてもタイト」になるだろうと考えている。

「最後までとてもタイトになるだろう。今回が良い例になる。(メキシコGP決勝の)ターン1ではダニエルは実際に僕らの前にいたんだ」とサインツJr.は語る。

「マクラーレンとは毎レースでバトルを展開している。見ての通り彼(リカルド)はクラッシュしてしまったが、ターン1まではマクラーレンの1台は2台のフェラーリの前にいた。彼らには強みがある。スタートがとても良く、高速コーナーがとても得意なマシンを持っている」

「だから、彼らの後塵を拝したモンツァやソチなど、彼らにより有利なサーキットに行ったら倒すのは容易ではないだろう」

「新しいPUによって、全てのサーキットで争いに加わり良いバトルを繰り広げられている。現段階では、いい戦いを展開できているし、僕らはようやくランキング争いで先行できた」

 
 
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