フェラーリ、モナコで新サスペンション使用を決断。その効果を実感?
執筆: Scott Mitchell
フェラーリは、モナコGPでもスペインGPで投入した新しいサスペンションを使用することを決断。その効果を実感しているようだ。






フェラーリは、スペインGPに持ち込んだ新しいサスペンションを改良し、それを今週末のモナコGPに投入している。そしてすでにフリー走行でその効果が見られたようだ。
リヤの空力効率を改善するためにデザインされたフェラーリの新しいサスペンションは、よりアグレッシブな変化を遂げた。
このサスペンションは前戦スペインGPで導入されたものの、その時はパフォーマンスが下げることになったしまい、その原因が調査されていた。
フェラーリはモナコGPの初日に古いサスペンションを試し、この日はセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークしたダニエル・リカルド(レッドブル)から0.5秒遅れの3番手だった。彼らは土曜日のFP3で新しいサスペンションを再投入。ベッテルは3番手でセッションを終えたが、リカルドとのタイム差は約0.2秒にまで縮まっていた。そしてフェラーリは、このサスペンションを予選以降も投入することを決断。日曜日の決勝レースでもこの新しいサスペンションを使用する。
かつて複数のF1チームでテクニカルディレクターを務めたゲイリー・アンダーソンは、この新しいサスペンションのデザインは、わずかにサスペンションジオメトリーが修正されたように見え、その修正理由は主に空力的なものだと語った。
「このサスペンションを使うことで、タイヤの内側の気流を制御するための多数のターニングベインを、リヤのブレーキダクト内側に取り付けることを可能にする。これにより多くのダウンフォースを発生させ、タイヤの接地面に直接的に作用する」
「このダウンフォースは、サスペンションを介することなくタイヤに直接荷重をかけることができる。サスペンションの動きに応じて、それが変わることがないようにできるのだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | モナコGP |
ロケーション | モンテカルロ |
チーム | フェラーリ |
執筆者 | Scott Mitchell |
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