フェラーリ、夏休み明けまでにバウンド問題解決を目指す「できるだけ早く対応すべく、必死にプッシュしている」
フェラーリは、夏休み明けまでに高速域でのバウンド問題の解決を目指してプッシュしているという。
Charles Leclerc, Ferrari SF-24
写真:: Erik Junius
フェラーリのフレデリック・バスール代表は、チームが長く苦しんでいる高速域でのバウンドの問題をコントロールするために、「死に物狂いでプッシュしている」と語った。
フェラーリはスペインGPでアップデートを行なったが、新しいフロアの望ましくない副作用として、高速コーナーでマシンが上下にバウンドしてしまう問題に苦しめられている。
イギリスGPでは、マシンをアップデート前の旧仕様に戻して比較を行なった後、一時的な修正を施して問題を軽減したものの、サマーブレイク明けに向けて恒久的な解決策を模索している。
ベルギーGPではこの問題はそれほど顕著ではなかったものの、サマーブレイクで明確な解決策を打ち出せなければ、後半戦最初のオランダGPで再び問題が発生することになりそうだ。
「バウンシングの修正は、パフォーマンス向上の一歩となる。だから我々はそのために必死にプッシュしているところだ。できるだけ早く対応するつもりだ」
そう語ったバスール代表は、ベルギーGPでは燃料が軽めとなった時に問題が起きていたと明かした。
「風向きが変わったりすると、セッションごとにバウンスが現れたり消えたりする。だからシミュレーションできないんだ。本当にギリギリ、不安定なところにいるんだ」
Carlos Sainz, Ferrari SF-24
Photo by: Ferrari
厳しい数週間を経て、フェラーリのパフォーマンスはハンガリーとベルギーで安定した。しかし順当にアップデートを重ねてきたマクラーレンやメルセデスの後塵を拝している状態だ。
どのチームも2024年型のマシンに大きな進歩をもたらすことが難しくなっている中、フェラーリはコンマ1秒の差が順位に大きな違いをもたらすため、アップデートのチャンスを逃さないようにしなければならないとバスール代表は語った。
「より良い状態になるかどうかを想像するための指標はある。でも結局のところ、もう少しダウンフォースがあったほうがパフォーマンスが上がる」
「我々は大きな一歩を踏み出せたと思うけど、みんなも大きな一歩を踏み出した。問題は、限界に近いところで開発を進めていることで、結局のところ、限界に近づくために常にバウンドと戦っているんだ。行き過ぎれば、一歩後退しなければならない」
シャルル・ルクレールもカルロス・サインツJr.もスパでのフェラーリのパフォーマンスには特に満足していない。メルセデスの強力なレースペースによって、フェラーリは日曜日の時点で4番手のチームにとどまり、ハンガリーGPではすでにマクラーレンにランキング2番手の座を奪われている。
「みんなが僅差なのはいいことだけど、残念ながら僕たちはまだ4番手で、トップ3は変わり続けている」とルクレールは語った。
「僕たちはコンスタントに彼らの後ろだ。だから、もっとペースが必要なんだ」
フェラーリは正しい方向に一歩前進したかと聞かれたサインツJr.は、次のように答えた。
「レース中のメルセデス、レッドブル、マクラーレンのペースを見ると、そうは思えない。まだコンマ2~3秒足りないと思う」
「(ルクレールは)ポールポジションからスタートしても4番手だった。僕のクルマは表彰台を狙えると思っていたのに、みんながハードタイヤを履いたとたん、みんながどんなペースで走れるか分かったんだ」
「他のドライバーたちのラップタイムを聞いて、僕はこう思ったんだ。『僕が望んでいたほどは速くなかったよ……』ってね」
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