レッドブルのアドバンテージは1周0.2秒……フェラーリは逆襲に自信アリ?
フェラーリはレッドブルとの差は1周あたり0.2秒程度だと考えており、その差を埋めることに取り組んでいる。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
レッドブルがF1第4戦エミリア・ロマーニャGPに持ち込んだアップグレード・パッケージは、エアロの微調整と軽量化を軸としたものだったが、チームにペース面でのアドバンテージをもたらしたようだ。
マックス・フェルスタッペンは、スプリントレースのスタートこそ出遅れたものの、シャルル・ルクレール(フェラーリ)をコース上でオーバーテイクし逆転。決勝は全くスキを見せず、レースを支配した。
第5戦マイアミGPでも勝利したフェルスタッペンは、ルクレールがシーズン序盤に築いた最大46ポイントのリードを19ポイント差まで縮めている。
対するフェラーリは、これまでアップグレードの導入を控えてきたが、次戦スペインGPで初の大規模な開発パッケージを投入すると見られている。
レッドブルの勢いが増しているように見えるが、フェラーリのマッティア・ビノット代表は、レッドブルとの差は比較的小さいため、この状況をそれほど警戒していないと主張している。
「パフォーマンス評価や、我々と比較して彼らがどれだけ開発したかという点が、懸念材料になるかどうか? 私はそうではないと思う」
「その差は大きくないと思う。差は最大でコンマ1~2秒の問題だし、(マイアミで)フロントロウを独占したことを忘れてはいけない」
「予選ではレッドブルよりもいいパフォーマンスを見せていたし、週末を通して見れば、レッドブルとフェラーリに大きな差はないと思う」
「懸念があるとすれば、彼らが予算の面でどれだけ開発を進めているかということだ。だが懸念というより希望という感じだ。彼らはある段階で開発を止める必要があると思っているからだ」
フェラーリとレッドブルのペース差もさることながら、この2台が最も対照的なのは、ラップタイムの出し方である。レッドブルはストレートで速く、フェラーリはコーナーでアドバンテージを持っているのが通例だ。
一方で、タイヤのデグラデーションはフェラーリの方が悪いことが多い。ルクレールは、その原因を探る必要があると考えている。
「特により柔らかいタイヤでのレース、ミディアムタイヤとソフトタイヤを使うレースでは、レースペースという点で彼らの方が少し強く、タイヤをうまく管理しているように見える」と、ルクレールは話した。
「僕たちは予選で、常にタイヤを適切な状態にできていることが助けになっている。でもロングランでは、彼らより少し苦しんでいる」
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