フェラーリ、レスタの後任に3名のスタッフを起用。責任分担が狙い

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フェラーリ、レスタの後任に3名のスタッフを起用。責任分担が狙い
Franco Nugnes
執筆: Franco Nugnes
2018/05/30 2:59

フェラーリは、ザウバーへ移籍するレスタの後任に3名のスタッフを起用し、責任を分担させる方針をとるようだ。

Sebastian Vettel, Ferrari SF71H
Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H
Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H, leadsValtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09
Marcus Ericsson, Sauber C37
Charles Leclerc, Sauber C37
Simone Resta, Ferrari Chief Designer

 フェラーリは、今月限りでチームを離脱するチーフデザイナーのシモーネ・レスタの仕事を3人のスタッフに引き継がせることで、現在チームに在籍するスタッフの間で責任を分担させ、経験を積ませることを狙っているようだ。

 2001年にフェラーリへ加入したレスタは、今月末にチームを離脱し、7月よりザウバーのテクニカルディレクターに就任することが決まっている。

 彼は研究開発部門などでの役割を担当した後、ビークル・プロジェクト・コーディネーションの代表を務め、2014年以降はチーフデザイナーとして働いていた。

 フェラーリの意図は、ライバルチームから誰かを引き抜いてテクニカルディレクターのマッティア・ビノットを支えるのではなく、チーム内のエンジニアたちの間で役割を担当させ、責任を分担するということだ。

 F1はコストキャップの導入やスタッフの雇用に制限を設けることを検討しており、今回のような動きはフェラーリにとって長期的な助けとなるものとみられる。また、ビノットの哲学である”今チームにいる才能あるスタッフにより経験を積ませる”ということも継続することになる。

 かつてエンジン部門の代表を務めていたビノットがマシンのデザイン構想全体の管理を引き受けて以降、彼は個々の部門のチーフという立場を超え、グループという形で働くことを優先している。

 現在のレスタの仕事は、彼の下で働いていたファビオ・モンテッチ、チーフエアロダイナミシストのデイビッド・サンチェスとエンリコ・カルディレが引き継ぐ予定だ。カルディレは、フェラーリのGTチームに在籍していたエアロのスペシャリストで、2016年にF1チームへ異動した。

 今回のレスタの移籍は、ザウバーとフェラーリの関係性を強めることにおける新たな一歩だ。

 ザウバーのチーム代表であるフレデリック・バスールは、同じフェラーリのパワーユニットを使用するハースと自チームとを比較をすることを避けている。またフェラーリとの関係性を、ただのエンジンカスタマー以上に密接にしていきていということを彼は認めている。またバスールは、ザウバーとアルファロメオのパートナーシップの重要性を高めることを常に意図していた。

 ただレスタのフェラーリ離脱をを許したのは、フィアットの会長であるセルジオ・マルキオンネが、アルファロメオを通じてザウバーと商業的契約を結ぶつもりはないということの裏付けの一部である。

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シリーズ F1
チーム フェラーリ 発売中 , ザウバー
執筆者 Franco Nugnes