フェラーリ、夏休み明けにパワーユニットのアップデート第2弾投入か。新型ターボを準備
フェラーリは夏休み明けにもADUOを利用した2度目のパワーユニットのアップデートを計画しており、新型ターボチャージャーが投入される見込みだ。
Dettaglio tecnico Ferrari SF-26
写真:: AG Photo
フェラーリF1は夏休み明けに、パワーユニット(PU)の2度目のアップデートを予定しており、そこでは新型ターボチャージャーが投入される見込みだ。
これはフォーマンスの面で低迷したメーカーを救済するため、ADUOと呼ばれる追加のPU開発を許可する特例を利用したアップデートだ。フェラーリは性能がトップだとされるレッドブル・フォード・パワートレインズに比べて4%以上の差があり、2回のアップデート機会を手にしたと言われている。
そしてフェラーリは、夏休み期間明けには第2弾アップデートを投入する見込みだ。その第2弾アップデートでフェラーリは、新型ターボチャージャーを実装するようだ。
シーズン開幕時、フェラーリが採用した小型ターボチャージャーは、MGU-H廃止後に問題となったターボラグを低減するための意図的な選択だった。しかし特にスタート時に期待されていたその利点は、安全性を理由にスタート前に準備時間が追加されたことで、事実上失われてしまった。
フェラーリは夏休み明け初戦となるオランダ、もしくはその次のイタリアGPで新型ターボチャージャーを投入する見込みだ。
新型ターボチャージャーはインペラー(コンプレッサーの羽根車)径そのものは変更されないが、ブレードの枚数や角度が見直されるほか、素材面でも改良が施されるようだ。
なおすでにフェラーリはオーストリアGPで1度目のPUアップデートを投入する。この改良型PUは、シリンダーヘッドにスチール合金を採用しているとされる。従来のアルミニウムではなくスチール合金を使用することで、燃焼室の温度を従来よりも大幅に高くすることを可能とするのだろう。ただチームとしては、大きな変更ではないと説明している。
またオーストリアGPからは新しい燃料も合わせて投入される予定であり、これによる出力向上も期待されている。
バルセロナ-カタルニアGPで投入されたフェラーリのアップデートパッケージは、チームがメルセデスと比較した際のパワー不足を、より効率的でドラッグの少ない空力パッケージによって補えることを示した。
スペイン特有の厳しい暑さの中では、噂されていた約25馬力のパワー差はほとんど感じられなかったが、この2度にわたるPUアップデートにより、夏休み明けにはさらにメルセデスとのバトルが激しくなっていくのかもしれない。
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