フェラーリのタイヤマネジメント力は「マシンではなくドライバーの力量」とビノット代表

フェラーリのマッティア・ビノット代表によると、チームがここ数戦で見せている印象的なタイヤマネジメントは、マシンよりもドライバーによるものが大きいという。

フェラーリのタイヤマネジメント力は「マシンではなくドライバーの力量」とビノット代表

 今季は大きく戦闘力を落とし、優勝争いには絡めていないフェラーリ。しかし彼らはここ数レース、タイヤを何とか持たせる我慢のレースを見せてポイントを持ち帰っている。

 先日行なわれたF1スペインGPでは、セバスチャン・ベッテルがソフトタイヤでレース距離の半分以上である36周を走り、多くのマシンが2ストップ作戦を採る中1ストップ作戦をやり遂げて7位で入賞した。一方、シャルル・ルクレールもF1 70周年記念GPで1ストップ作戦を完遂し、4位を手にしている。

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 フェラーリは今シーズン、SF1000のパフォーマンスに苦戦しており、タイヤマネジメントでそれをカバーしている感がある。しかしチーム代表のマッティア・ビノットは、このタイヤマネジメントはベッテルとルクレールの力によるものであり、マシン自体の強みではないと語った。

「それがマシンの強みだとは思わない」とビノットは語った。

「そこに強みがあるとすれば、それは第一にタイヤをマネジメントするドライバーの強みであり、データを管理しているエンジニアリンググループの強みだ。それだけだと思う」

 66周で競われたスペインGPでベッテルは、ミディアムタイヤでスタートした後、29周でピットインして中古のソフトタイヤに交換した。その時にはもう1度ピットストップすることを計画していたが、予想以上にソフトタイヤがレースに適しており、作戦を急遽変更することとなった。

「僕たちは中古のソフトタイヤで長い間走れると思っていなかったから、29周目にピットインした」とベッテルは語る。

「最初のスティントを延ばすことはできなかったと思う。タイヤの扱いには苦しんでいたし、レース序盤は後ろの方からのプレッシャーもあったから、タイヤをケアしていなかった」

「ソフトよりもミディアムの方がフィーリングが悪かった。おそらくソフトでスタートした方がもっと楽に走れたのかもしれない」

 一方、パワーユニットの電気系トラブルでリタイアしたルクレールだが、それまでは彼も1ストップ作戦を実行しようとしていた。彼は昨年と比較してタイヤマネジメントのスキルが1段階進歩したと考えている。

「タイヤマネジメントは昨年と比べてかなり進歩したと思っている」

 そうルクレールは語った。

「マシン自体がタイヤに優しいかどうかは別として、このマシンはレース中にタイヤのマネジメントがしやすくなっていると思う」

「今の主な目標は、マシンの全体的なペースを改善することだ」

 

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