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フェラーリは、チームオーダー発令で”厄介ごと”の扉を開いた? メルセデス代表指摘

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フェラーリは、チームオーダー発令で”厄介ごと”の扉を開いた? メルセデス代表指摘
執筆:
2019/04/16 3:00

メルセデスのトト・ウルフ代表は、フェラーリはチームオーダーを発令したことで、”厄介ごと”を抱えることになったかもしれないと考えている。

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、フェラーリがチームオーダーを発令したことで”厄介ごと”を抱えることになるかもしれないと考えている。しかしその問題に悩んでいるのは、フェラーリだけではないとしている。

 先日行われたF1中国GPの決勝レース序盤、フェラーリはシャルル・ルクレールに無線を送信し、チームメイトのセバスチャン・ベッテルを先行させるよう”チームオーダー”を出した。

 フェラーリがこのチームオーダーを発令したのは、ベッテルよりもルクレールの方がタイヤの扱いに苦労していたためだ。そして、メルセデスに一矢報いようとしていた。

 このチームオーダーの一件について、ライバルチームであるメルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、次のように語った。

「それはとても難しい状況だ。より速い方のマシンを、ライバルに挑ませたいと思うものだ。そしてその時点では、セバスチャンの方が速いマシンを持っていると言っていた。それで彼らは、ポジションをグリッド時のモノに戻した。私はその判断を理解することができる」

「にも関わらず、そういうことをやり始めると、とても複雑になる。そして、”厄介ごと”を抱えることになるんだ。後ろを走るマシンの方が速く走れる時には、その全てのレースでそのチームオーダーを発令する必要があるかもしれない」

「それは簡単な状況ではない。我々もニコ(ロズベルグ)やルイス(ハミルトン)、そしてバルテリ(ボッタス)と同じような状況に陥ったことがある」

 メルセデスも、昨年後半には徹底してチームオーダーを発令した。特にロシアGPでは、レースをリードしていたボッタスが、チャンピオンシップを争っていたハミルトンにポジションを譲った。

 また今回の中国GPでは、メルセデスはハミルトンとボッタスを同時にピットインさせ、有利不利が生じるのを避けた。

「ふたりが互いに激しく争っていた。そして、レースをフィニッシュ出来ないリスクが存在していた」

 そうウルフ代表は語る。

「それはフェラーリだけが抱えている問題ではない。ナンバー1ドライバーをふたり抱えているチームは、すべてこの問題を抱えるのだ」

 しかし今回のチームオーダーのおかげで、ルクレールは大きく遅れ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンにも先行されることになった。その後、フェラーリは1ストップで走りきることを目指したため、ルクレールの2スティント目を引き伸ばした。しかし結局ルクレールは2度目のピットストップも実施……フェルスタッペンを追いかけたが、追いつく為に十分な時間はなかった。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、この日のルクレールは”困難な状況に直面”したと語った。しかしそれは、チームによって強いられた戦略によるものだったと指摘した。

「今日の我々は、フェラーリよりも速いマシンを手に出来ていなかった。だから、彼らのマシンの少なくとも1台を打ち負かす為の最善策は、2ストップを行うことだった」

「そして、セバスチャンと彼のピットウォールの間では、ピットストップをするかどうかということについて議論が起きたはずだ。彼らは結局マックスをカバーした(ベッテルは2度のストップ共に、フェルスタッペンがタイヤを交換した翌周だった)。メルセデスも彼(ベッテル)をカバーしなければいけなかった。そしてルクレールは、少しばかり困難な状況に直面することとなった」

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シリーズ F1
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執筆者 Scott Mitchell