F1 イギリスGP

アップデートの効果を活かせない! フェラーリ、F1イギリスGPで比較テストを計画……しかし初日の雨がこれを妨げる?

フェラーリはF1イギリスGPのフリー走行で、2台のマシンに異なるパーツを搭載して比較テストを実施する予定だ。しかしシルバーストンの悪天候が、その計画を阻むことになるかもしれない。

Carlos Sainz, Ferrari SF-24

Carlos Sainz, Ferrari SF-24

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 フェラーリは、F1イギリスGPのフリー走行を利用して、アップデートが期待通りに機能していない原因を解明しようとしている。そのため2台で比較テストを行なう予定だが、シルバーストン・サーキットは生憎の雨模様。この天候が、フェラーリのプランを妨げることになるかもしれない。

 今季のフェラーリは、カルロス・サインツJr.がオーストラリアGPで、シャルル・ルクレールがモナコGPでそれぞれ優勝するなど、昨シーズンと比べれば好調な走りを見せている。しかしスペインGPでアップデートパッケージを投入すると苦戦を強いられ、レッドブルだけでなくマクラーレンやメルセデスにも遅れを取り始めている。

 このアップデートパッケージにより、いくつかの改善ももたらされたとフェラーリは説明する。しかしながら高速コーナーでバウンシングを誘発。これにより、パフォーマンス向上の一部が打ち消されてしまっている。

 これに対処するためフェラーリは、2台のマシンによる比較テストの実施を計画。マシンが期待通りに機能しない理由を理解しようとしていた。ただ、前戦オーストリアGPはスプリントフォーマットでの開催であり、フリー走行は1セッションのみ……そのため、通常フォーマットで開催される今週末のイギリスGPで比較テストを実施することになった。

「今週末は普通のフォーマットに戻るため、新しいパーツがもたらすメリットを活かすセットアップを見つけるために、3時間のフリー走行を使うことができる」

 フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスール代表はそう語った。

「マシンを最適な形でセットアップする方法を理解することは、新しいコンポーネントの具体的なメリットよりも、ラップタイムに大きな影響を与える可能性がある」

 ただイギリスGPの初日は悪天候に見舞われており、併催されているFIA F3とFIA F2のフリー走行はウエットコンディションで行なわれた。F1のフリー走行も雨となれば、フェラーリのテストプログラムは中止される可能性もある。

「雨が降りすぎた場合、いくつかのことを確認するために2台の車両の間で行ないたいと考えているテストを、次のレースに延期しなければいけないかもしれない」

 そうルクレールは木曜日に語った。

「しかしこのアップデートからは、期待されていたような数値は出ている。これらのアップデートの潜在能力を最大限に引き出すために、マシンをどうセットアップする必要があるのか、それはまだ検討中なんだ」

「アップデートは期待通りに機能している。重要なのは、僕らが目にする数値を最適化するために、マシンをどう走らせるかということなんだ。今のところ、まだそれが実現できていない。まだそれに取り組んでいるところだ」

 またサインツJr.も、次のように語った。

「バルセロナ以降は、それ以前と比べると競争力が落ちているのは認めるし、認識もしている。これは明らかに、このパッケージに関する懸念を少し高めてしまう。それに関連する全てを、可能な限り理解するよう務める必要がある」

 サインツJr.曰く、バウンシングは当初考えられていたよりも多くラップタイムを失う可能性があるという。そしてセットアップを妥協することで、低速コーナーでも影響を及ぼしていると語った。

「バウンシングは、間違いなくタイムに影響を及ぼす。僕が考えるに、皆さんが思っているよりもさらにタイムに影響を及ぼしてしまうんだ」

 

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