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フェラーリ、F1のトラックリミット問題は“シンプルに”解決したい

フェラーリは、今シーズン議論が絶えないトラックリミットについて「よりシンプルな」解決策をF1側に対し求めており、白線は現在F1が抱える問題に対する解決策ではないと考えている。

Carlos Sainz Jr., Ferrari SF21

Carlos Sainz Jr., Ferrari SF21

Steven Tee / Motorsport Images

 2021年シーズンF1は、開幕から度々トラックリミット違反の取り締まりに関する話題が噴出してきたが、フェラーリは「よりシンプルな」解決策をF1側に求めている。

 トラックリミット違反に関する不満はほとんどがレッドブルから寄せられたもので、同チームはマックス・フェルスタッペンのトラックリミット違反により、レース優勝(バーレーンGP)、ポールポジション(ポルトガルGP)、ファステストラップ(ポルトガルGP)をこれまでの4戦で逃している。

 スペインGPを前にフェルスタッペンは、サーキットに白線の代わりに、ドライバーやファンにとっても分かりやすいグラベルや芝生などの“ハードリミット”を使用することを検討すべきだと発言している。

 こうした問題に対し、チーム代表やF1、FIA関係者がスペインGPの際に話し合いの場を設け、FIAは今後トラックリミットに関する長期的なワーキンググループを設置し、問題検証を行なうことになった。

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 フェラーリのシャルル・ルクレールは、白線を”トラックリミット”として使用した場合、ドライバーがコース上でのマシンの位置を正しく把握するのが難しいと考えており、縁石を活用した方が今後のトラックリミット違反の取り締まり方法として良いと考えている。

「縁石から直に振動を得られるから、個人的にはトラックリミットには縁石があってほしいと思っている」とルクレールは言う。

「白線だと、目線の低い位置に座るドライバーからはマシンが2センチ白線から離れているのか、それとも白線上にあるのかといった判断が非常に難しい」

「だから縁石はあってほしい。ただ、何かを導入するにしても、一貫性のあるものにすべきだと思う。ドライバーなら誰もが同意することだと思うけど、常に一貫していて、どこでも同じであることを望んでいる」

「だから白線や縁石だろうが、何だろうが、正直言ってどうでもいいんだ」

 サーキットに縁石やグラベルを増設する際に大きな障壁となっているのが、4輪レースと2輪レースでは大きく異なるコースオフ時の安全基準の問題だ。4輪の場合、アスファルト舗装されたランオフエリアの方がグラベルよりも安全に減速することができ、マシンが横転する危険性も少ない。しかし、2輪の場合は転倒したライダーとバイクをバリアに衝突する前に減速させるため、コースサイドにはアスファルト舗装ではなくグラベルが敷かれる。

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 ルクレールのチームメイトであるカルロス・サインツJr.は、グラベルや芝生を全てのサーキットに導入することは不可能だが、より多くの縁石を設置してほしいと考えていた。

「現代のサーキットが辿っているトラックリミットの方向性が理想的なものではないと、FIAやすべての関係者は気が付いていると思う」

「自分たちをとても、とても苦しめる結果を自ら招いている。だから、安全基準を尊重すべきではあるけれど、グラベルや芝生を、縁石の外に設置することが、僕にとっての最善案だ」

「そうすれば、白線や縁石に関する議論を金輪際しないで済む。(ランオフエリアが)舗装されている場合、白線は見えないから縁石のほうが良いとシャルル同様に思っている」

 フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、トラックリミット違反に対するペナルティの様にレースに影響を与える決定は「ショーにとって決して良いことではない」と考え、ファンが理解しやすい「よりシンプルな」解決策を見つけるようF1求めた。

「シンプルで即効性のあるもの(解決策)でなくてはならない」とビノットは語る。

「それが何であろうと、どんな状況でも利用することになる。だから、シンプルにしなくては。私としては、シンプルな解決策があればベストだと思う」

 

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