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フェラーリ、今季の好調は真の実力!「2022年の開発を早く始めたからというのは”間違い”」

フェラーリは、今季の躍進がいち早く新しいレギュレーション対応を始めたからだという考えは、完全に間違いだと主張している。

Carlos Sainz, Ferrari F1-75

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 フェラーリは、過去2年間勝利がないという苦しいシーズンを送っていたが、新レギュレーションが導入された2022年は躍進。優勝争いの常連に復活した。

 チームは2022年のマシンであるF1-75が可能な限り競争力を発揮できるよう、特別な努力をしてきており、新レギュレーションで勢力図がリセットされるタイミングがチャンスとなることは十分に認識していた。

 一方で、昨年はシーズン最終戦までメルセデスとレッドブルがタイトル争いを繰り広げていた。そのためフェラーリは、2022年マシンの開発に早くから着手し、冬の間にライバルたちよりも大きな進歩を遂げたという見方もあるが、フェラーリはその要因については否定している。

 そうではなく、フェラーリの進歩はより良い仕事をしたことによるものだと、チーム代表のマッティア・ビノットは主張している。というのも昨シーズンは、フェラーリもマクラーレンと激しく争っていたため、2021年マシンの開発を早期に放棄することができなかったからだ。

 フェラーリが好調なのは、ライバルたちが”出遅れ”たからだという主張は不公平だと思うかと訊かれ、ビノットは次のようにmotorsport.comに答えた。

「不公平だとは思わないが、間違っていると思う」

「なぜかというと、まず2022年のクルマの開発は全員がまったく同じ時期にスタートした。それは2021年1月で、ようやく新車でシミュレーションを開始し、風洞に入れることができるようになった。それ以前はできなかったんだ」

「だから他の人と比べて、開発のスタート時期が早かったわけではないと思う。みんな、まったく同じ時期にスタートしたのだ」

「あとはどれだけリソースを費やし、優先順位をつけるかということだ。2021年のチャンピオンシップを争っていた2台は、2021年の開発にもう少し力を入れなければならなかったのかもしれないが、マクラーレンと戦っていた以上、自分たちもそうしてきたと思う」

「4位で終わるのは、我々の本意ではなかったから、チャンピオンシップの最後まで彼らと戦わなければならなかったし、2021年を通してクルマを開発したんだ」

 ビノットは、昨シーズン対等に戦っていたマクラーレンとの今年のパフォーマンスの差は、チームが良い仕事をしたことを示すより良い指標だと考えている。

「確かに2021年の開発にリソースを投入するという点でメルセデスやレッドブルほどではなかったが、グリッドの他のチームとそれほど差があったとは思えないし、彼ら(マクラーレン)はビハインドだ」

「我々はマクラーレンと戦っていたし、彼らも我々と戦っていた。まったく同じリソースがあり、同じオプションがあった。もしかしたら我々と同じように、彼らも2022年を優先したのかもしれないが、最終的な結果は異なってしまった。そしてそれは、2020年と2021年に、このチームの真の能力を発揮できていなかったからだとも思う」

 今季、最強マシンの呼び声も高いF1-75だが、フェラーリは両チャンピオンシップをリードすることができていない。信頼性問題や戦略ミスもあって、レッドブルとマックス・フェルスタッペンがリードを築いているのだ。

 フェラーリはまだタイトルへの望みを捨てていないが、ビノットは2022年に向けての目標は決してチャンピオン獲得だけではないと断言する。

「我々の目標は、競争力を取り戻し、シーズンを通して競争力を維持することだと思う」と彼は言う。

「開幕からら競争力があり、これまでマシンを開発し競争力を維持することができた。だから、そう、少なくともこれまでのところ初期目標は達成しているんだ」

 タイトル争いのプレッシャーが強すぎることもあるかと聞かれたビノットは、次のように答えた。

「フェラーリではプレッシャーは常にあるものだと思う。なぜなら、それはフェラーリというブランドがこれまで達成してきたことの一部であり、人々がフェラーリに期待しているということでもあるからだ」

「プレッシャーがなくなることはないのだから、我々はそのプレッシャーに対処していかなければならない。それも一部なんだ。プレッシャーに対処し、集中力を持続させることができるというのも、チームの能力でもあると思う」

 
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