3季ぶり勝利目指すフェラーリ、ニューマシンはエンジンとシャシーに“革新”あり。新規則に柔軟な発想で対応

来たる2022年シーズンに向けてフェラーリは、多くの“革新”がもたらされたニューマシンを投入するようだ。

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 2020年シーズンのF1で稀に見る大不振に陥ったフェラーリは、翌2021年に立ち直り、コンストラクターズランキング3位を獲得した。車両規定が大きく変わる2022年に向けては、多くの“革新”を盛り込んで上位進出を狙っていくようだ。

 2019年以来勝利から遠ざかっているフェラーリだが、規則が大幅に変更され、勢力図が大きく変わる可能性のある2022年はチャンスの年と言える。本拠地マラネロでインタビューを受けたフェラーリのマッティア・ビノット代表は、2月に発表予定のニューマシンには新しいプロセスが採用されていると語った。

「2022年のマシン、そして2022年のパワーユニットを見れば、そこには多くの革新があると思っている」

 ビノットはそう説明する。

「エンジニアリングチーム全体が、新しいデザイン、新しいプロジェクト、そして2022年のレギュレーションに向き合ったことで、以前よりも柔軟な発想となったのは確かだろう」

「マシンそのものや進歩の過程、そして我々の投入した革新の度合いを見ればそれが分かる」

 また、どのような革新が期待されるかについて、より具体的な説明を求められたビノットは、内燃エンジン、そしてシャシーのあまり目立たない部品に焦点が当てられていると答えた。

「パワーユニットに関しては、ハイブリッドシステム以外の部分が現行のものとは大幅に異なっている。ハイブリッドについては2021年の段階で『2022年の規則はこうなるであろう』ということを想定したものを導入していた」

「2022年のハイブリッドシステムには、FIAからの取り締まり強化の一環で多くのセンサーが必要となるなど、いくつかの変更点があった。しかし全体的なシステムは、今シーズン終盤に走ったものと非常によく似ている」

「ただそれ以外の部分、特に内燃エンジンについては、大きく異なっていると言える。エタノールを10%使った新しい燃料になったことで20馬力を失うなど、燃焼そのものに大きな変化があったんだ。逆に言えばパワーユニットの開発には多くのチャンスがあったし、我々はそれを大きく変えたんだ」

 またシャシー面の変化についても、ビノットは次のように語る。

「我々の取り組みは非常に柔軟なものだったと思う」

「マシンのコンセプトに関して何が可能で何が不可能なのかという点においても、柔軟であったと言える。シャシーの外観だけでなく、レイアウト、サスペンションのデザイン、パワーユニットも含めた全体の構造などに関してもだ」

「チームは大きな進化を遂げたと思う。全体的なデザインは、2021年のプロジェクトとは大きく異なっている」

 
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