F1 マイアミGP

フェラーリ、マシン開発の主眼は「ピーキーさ」の低減に。予測不能との不満解消なるか

フェラーリF1は2023年マシン開発における現在の注目ポイントは、ドライバーに対して自信を与えるために、”ピーキーさ”を取り除くことだと明かした。

Matt Kew

Matt Kew

編集: 2023/05/12 12:06

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Charles Leclerc, Ferrari SF-23

 2023年のフェラーリのF1マシンはドライバーから問題点が数多く指摘されている。チーム側はドライバーに自信を持たせるためにも、マシンの持つピーキーさを取り除くことが必要だと考えている。

 先週末行なわれたF1第5戦マイアミGPで、フェラーリは2023年マシンSF-23に対するアップデート投入をスタート。今回は新しいフロアを投入しているが、これはマシンをより“穏やかな”モノにすることが考慮されていたパーツだ。

 ただ決勝ではカルロス・サインツJr.が5位、シャルル・ルクレールは予選でクラッシュも経験し、決勝7位という結果に。サインツJr.はマシンの「柔軟性がゼロ」だという表現を用いて、思うように戦略を選べない状態だと不満を語った。

関連ニュース:

 ルクレールもマシンが一貫性に欠けており、マシンの反応が予測できないと嘆いている。フェラーリはマシンをより予測可能なものにするため、ピーキーさを改善していくことが、今の焦点だと語った。

 フェラーリのジョック・クレアはSF-23が現在抱えているこうした気質は、セットアップと空力特性の組み合わせによって発生していると考えており、それらを解決しなくてはならないと説明した。

「常にその2つの組み合わせなんだ」

「冬を越して新しいエアロパッケージを導入したため、我々はセットアップを見つけるのに時間を食った」

「以前ドライバー達がピーキーだと報告していたが、このフロアはクルマをより良いウインドウに収めることに貢献しているんだ」

「我々はそのピーキーさを取り除く必要がある。ドライバーにより自信を与えるためにも、クルマをもう少し穏やかなものにする……それがおそらく現時点の主な焦点となっている」

Carlos Sainz, Ferrari SF-23, Fernando Alonso, Aston Martin AMR23

Carlos Sainz, Ferrari SF-23, Fernando Alonso, Aston Martin AMR23

Photo by: Steven Tee / Motorsport Images

 なおフェラーリは次戦エミリア・ロマーニャGP、そしてスペインGPとアップデートが継続される予定だ。

 そしてクレアは昨年から導入されたグラウンドエフェクトカーの世代では、フロアとリヤウイング、そしてタイヤの相互作用の見直しが重要な領域なのだと語る。そして、今年に向けて変更を受けたフロアエッジの高さも関係してきているという。

「路面に対するフロアの高さはパッケージ全体のダウンフォース量と大きく関連している」

「フロアとリヤウイングにも非常に大きなダウンフォースが生まれるが、それらは相互に関係がある。つまり、この領域が開発の余地がある部分なんだ」

「リヤホイール直前のセクションでは、ホイールの内外、つまりディフューザーエリアに入る流れを制御している」

「変化は非常に細かなモノだ。しかし実際にエアロダイナミクスの面で、それはかなり強力な力を持っている」

「これはクルマに欠点のあった今年最初の4レースを通じてドライバーからもたらされたフィードバックに応えたモノにすぎない」

「空気を僅かながら動かすことができるため、どらには低速、中速、高速、ブレーキングやコーナー進入と脱出を通じて、ドライバーにより安定したバランスを与えることができる」

「フロアがかなり動くエリアでは、よりマシンを穏やかにすることができるだろう。そうすれば、ドライバーにとってはより予測がしやすくなるだろう」

 

関連ニュース:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ライバルとの差に驚くレッドブル……ホーナー代表「自分たちが進歩したというより、ライバルが後退したと感じることが多い」

次の記事 ハリウッドF1映画、ハミルトンが本物志向を約束も「11チーム目の用意」は無茶? 改造フォーミュラマシンで撮影か

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Matt Kew



ハミルトン、2024年のメルセデスW15に実は好印象を持っている?「このクルマは素晴らしいよ。まだ、最大限の性能を発揮できていないだけ」

F1

F1

オーストラリアGP

2024/04/13

ハミルトン、2024年のメルセデスW15に実は好印象を持っている?「このクルマは素晴らしいよ。まだ、最大限の性能を発揮できていないだけ」



メルセデスの弱点は高速域! ラッセル「だから、より高速でコーナーを曲がる予選が苦手なんだろう」と推測

F1

F1

日本GP

2024/04/06

メルセデスの弱点は高速域! ラッセル「だから、より高速でコーナーを曲がる予選が苦手なんだろう」と推測



好調ペレスの要因は「来年の契約が危なくなっている」から? レッドブル重鎮のマルコ示唆

F1

F1

日本GP

2024/04/06

好調ペレスの要因は「来年の契約が危なくなっている」から? レッドブル重鎮のマルコ示唆

More from

フェラーリ



アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」

F1

F1

バーレーンGP

1 日前

アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」



ハミルトン、今季最高の予選アタックで久々フロントロウ「決勝はとにかく自分たちのレースをするしかない」

F1

F1

バーレーンGP

3 日前

ハミルトン、今季最高の予選アタックで久々フロントロウ「決勝はとにかく自分たちのレースをするしかない」



ルクレール、初日トップ発進も鍵はやっぱり路面?「今後のコンディション変化を予測することが重要」

F1

F1

バーレーンGP

4 日前

ルクレール、初日トップ発進も鍵はやっぱり路面?「今後のコンディション変化を予測することが重要」

最新ニュース



好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表

F1

F1 F1

バーレーンGP

2 時間前

好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表



ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」

F1

F1 F1

バーレーンGP

2 時間前

ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」



日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く

F1

F1 F1 4 時間前

日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く



アロンソ、ダカールラリーへの再挑戦が2027年にも実現か? プロドライブから参戦の噂

Dakar

DAKR Dakar 5 時間前

アロンソ、ダカールラリーへの再挑戦が2027年にも実現か? プロドライブから参戦の噂

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録