フェラーリ、つや消し塗装への変更は”パフォーマンス追求”のため
フェラーリによると、ニューマシン『SF90』をつや消しの赤色で塗装したのはパフォーマンス上の理由であるという。
写真:: Ferrari
2月15日(金)、フェラーリはイタリア・マラネロにて2019年型F1マシン『SF90』を発表した。伝統的な赤のカラーリングにこそ変更はないものの、これまでの光沢のある赤ではなく、つや消しの赤に変更されている。
しかし、それは単に見た目を良くするためのものではない。新たにチーム代表に就任したマッティア・ビノット曰く、つや消しへと変更したことによって、車体の重量を削減できたという。
「その理由は見た目の問題ではなく、ひとえに技術的なものだ」とビノットは説明する。
「光沢のある素材を使わないことで、数百グラムを削減できる。それは大したものでないと思うかもしれなが、全てを限界に近づけようとしているときには効果がある」
ラップタイム向上のためにペイントに変更を加えたのはフェラーリが初めてではない。2016年にレッドブルが同じく軽量化を理由に、つや消しのカラーリングへと変更している。
フェラーリはまた、スポンサーロゴによる空気抵抗を最小限にするため独自の方法で塗装をしている。
ビノットによると、今年のマシンは昨年の発展型ではあるが、あらゆるパーツを改良または変更したという。
「我々が細部にわたって改良に取り組んだのは確かだ」とビノットは言う。
「昨年と同じパーツはひとつもない」
「つまりそれは、我々がそれまでの限界を打ち破るマシンを作ろうと取り組んだことを意味する。そして今回我々が作り上げたマシンは、限界に限りなく近い出来と言えるだろう」
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