FIA会長、クビサ復帰にお墨付き?「医療チェックをパスできれば……」
FIAのトッド会長は、F1復帰を目指しているクビサがメディカルチェックをクリアさえできれば、彼のパフォーマンスを懸念してはいないようだ。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
シーズン最終戦アブダビGP後に行われる、ピレリのタイヤテストでウイリアムズの2017年マシンのステアリングを握る予定のロバート・クビサ。ウイリアムズはこのテストで、彼が2018年のF1にフル参戦する能力があるかを見極めるつもりだ。
クビサは2011年のオフシーズン、ラリーでの事故で右腕に重傷を負った。しかし彼は今年に入ってルノーの旧型マシンでテストを実施し、F1復帰に向けた動きを加速させていた。さらにルノーはクビサが現代のF1マシンをドライブできるかどうか確認するため、ハンガリーで行われたインシーズンテストでクビサに2017年マシンをドライブする機会を与えた。
結局、ルノーはクビサがF1フル参戦できるかどうかを完全には確信できず、トロロッソからカルロス・サインツJr.を迎え入れることに成功したこともあって、クビサの復帰は頓挫しかけた。ところが現在、クビサはランス・ストロールのチームメイトとして、ウイリアムズのシート最有力候補となっている。
クビサの右腕は未だ動きにある程度制限がある。しかしFIAのジャン・トッド会長は、彼がF1のメディカルチェックをクリアさえできれば、レースで十分なパフォーマンスを発揮することができると確信しているようだ。
「F1に来るドライバーもいれば、いなくなるドライバーもいる。もちろん、クビサはラリーでのひどい事故でF1を離れなければならなかったので、それとは違う。しかし彼は事故から立ち直り、ラリーに復帰した」
「彼は今や、シングルシーターのマシンにも乗ることができる。あとは時間が経てば分かるだろう。しかし、メディカルチェックには基準があるので、(復帰の可否は)医師が決める事だ」
「我々は専門家を抱えている。もしそれが必要な状況となった場合、すべての措置が講じられると確信している」
クビサは、以前F1マシンを走らせた際にFIAによるコックピットからの脱出テストには合格。以前のF1参戦経験とハンガリーテストでの走行により、スーパーライセンスを獲得している。
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