
F1アブダビGPの表彰台で公開されたF1の新しいロゴ。これまでの黒と赤で形づくられた見慣れたロゴから、赤一色の近代的なロゴへと変貌を遂げた。これはファンの間でも賛否両論分かれている。
FIAのジャン・トッド会長は、ファンの間に批判的な意見があることを知りつつも、リバティ・メディアが正当な理由でロゴの変更を行ったと信じている。そして、将来的には大きな問題になることはないと考えているようだ。
「これは進化だ」
トッド会長はそう語った。
「ちなみに商業権の所有者は、FIAの合意があれば、ロゴを変更することができる。そして彼らは非常に専門的な人々だ」
「学習の成果がF1の発展のために繋がっているということを示すならば、それを奨励すべきだと私は思う。彼らは非常に才能のあるビジネスマンであり、それはかつてFOXの会長であったチェイス・キャリーによっても実証されている」
「彼は非常にうまくやっている。彼の周りには素晴らしい専門家が揃っているため、私は彼らの判断を信頼している。彼らの動きを見てきたが、良い進化を遂げていると思う」
リバティ・メディアはこの数週間、チームやメーカーから批判を受けてきた。それは新しいパワーユニットのレギュレーション案や、賞金の減額に関するものだ。しかしトッド会長は、リバティ・メディアの存在は、F1にとって良いモノになると信じている。
「リバティ・メディアは強力なグループであり、チェイス・キャリーは素晴らしいCEOだ」
そうトッド会長は語る。
「彼は非常に専門的な人材を集め、体系的な組織を構築している」
「これまでとは違うアプローチだ。しかし私は、非常に専門的であると感じるし、彼らはとてもうまく機能している。それについてはとても嬉しく思っている。私はF1を愛する全ての人が満足し、F1が良い状態にあると感じるようになるはずだと思う」
「世界的に見れば、F1は良い状況にあると思う。しかし通常の生活の一部であるということについては、まだかなりの問題に取り組まなければならない」
【関連ニュース】
- アブダビGP決勝:メルセデス、圧倒のワンツー。ボッタス今季3勝目
- ラウダ「リバティ・メディアが描くF1の将来計画に不安を抱いている」
- レッドブル代表、ラウダの”リバティ批判”に反論「根拠がなく不公平」
- フェラーリ、FIAとF1が提案の新エンジン規格案に反対。F1撤退も示唆
- リバティ・メディア「"レスター・シティFC"の奇跡をF1でも起こしたい」
この記事について
シリーズ | F1 |
執筆者 | Jonathan Noble |