FIA、F1エグゼクティブディレクターのバイエル退任を発表。後任はメルセデスF1のウルフ代表の元特別顧問
FIAはF1のエグゼクティブディレクターを務めていたピーター・バイエルが退任したことを明らかにした。
写真:: Andrew Hone / Motorsport Images
FIA(国際自動車連盟)は6月1日、F1エグゼクティブディレクターを務めていたピーター・バイエルの退任を発表した。
バイエルは2017年からFIAの競技事務総長を務め、その後はF1エグゼクティブディレクターに就任し、F1との関わりを強めていた。
2021年のF1最終戦で発生したレースディレクターの判断を巡る騒動でも、主導的立場として調査を監督してきた。
そしてFIAはそのバイエルが退任したことを6月1日に発表。後任にはシャイラ・アン・ラオが就くとされている。声明には以下のように記されている。
「FIAは、2017年からスポーツ事務総長を務め、2021年からはF1エグゼクティブディレクターを務めていた、ピーター・バイエルの退任を発表する」
「過去5年間にわたり、モータースポーツの発展に貢献した彼の功績に感謝したい。特に、彼はスポーツ部門全体と共に、カートからF1までのシングルシーターカテゴリーのピラミッド構築や、世界ラリーレイド選手権の創設、さらに全ての競技における安全性と持続可能性の改善に取り組んできた。FIAは彼のさらなる活躍を期待している」
前述のように、FIAは2021年のF1最終戦アブダビGPで発生したセーフティカー運用を巡るレースディレクターの判断について調査を実施し、その結果を公表。モハメド・ベン・スレイエム新会長のもと、今年からは新たにレースディレクターを2名体制にし、仮想レースコントロールを導入するなど改革を推し進めてきた。
バイエルの後任となるシャイラ・アン・ラオは以前、FIAで2年間法務ディレクターとして在籍。2018年終盤にFIAを一旦離れると、メルセデスの法務統括責任者に就任し、2021年はトト・ウルフ代表の特別顧問を務めた経歴の持ち主となっている。
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