FIA、チェッカーフラッグの自動化を検討? 将来的な導入の可能性示唆

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FIA、チェッカーフラッグの自動化を検討? 将来的な導入の可能性示唆
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2018/06/15 7:11

F1レースディレクターのホワイティングは、カナダGPの混乱を受けて、将来的にチェッカーフラッグの自動化を導入する可能性を示唆した。

 F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは、カナダGPのフィニッシュ1周前にチェッカーフラッグが振られた件を受けて、将来的に自動チェッカーフラッグシステムが導入される可能性を示唆した。

 先週末に開催されたカナダGPは全70周で争われる予定だったが、レースをリードしていたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が69周を終えた段階で誤ってチェッカーフラッグが振られてしまった。

 今回、チェッカーを振るためのVIPとしてカナダ人モデルのウィニー・ハーロウが招かれていたが、彼女に指示を出すオフィシャルがミスを犯してしまったことで、ハーロウが69周終了時点でフラッグを振るという事件が起きてしまったのだ。

 その結果、68周終了時点でのリザルトが採用され、70周目にレースファステストをマークしたダニエル・リカルド(レッドブル)のラップは幻となった。

 似たような事例は、以前にもあった。2014年の中国GPでも、1周早くチェッカーフラッグが振られ、規定周回数より2周少ない時点での結果が最終結果となっている。また、2002年のブラジルGPでは、サッカー界の伝説であるペレがチェッカーフラッグを担当していたが、トップのミハエル・シューマッハー(フェラーリ)がフィニッシュしたことに気づかず、数台が通過した後にチェッカーが振られたケースもある。

 今回の場合、チェッカーを見たキミ・ライコネン(フェラーリ)が実際にスローダウンしてしまった。また、レーシングスピードで走っているマシンがいる中で、レースが終了したと思ったマーシャルがコース上に出てきてしまうなどの安全上の重大な懸念が生じる可能性もあった。

 ホワイティングは、フィニッシュラインの上に位置するライトボードにオフィシャルからのシグナルを表示することを検討しているようだ。

「レースの終わりを告げるシグナルを、より良いものにすることを考える必要があるのではないかと私は思う」

「チェッカーフラッグは伝統的なものだが、今回のようにミスが起きることもある」

「大きな黒いパネルに、適切なタイミングでチェッカーフラッグを表示することも可能だろう。そしてそれは、我々にとってもかなり分かりやすい解決策だ」

「しかしもしそれを自動的に制御するなら、表示するタイミングを正確に考える必要がある。簡単なことではないので、考慮する必要がある」

「ライトパネルをどこに設置するかも考えなければならない。もしパネルが見えなければ、レースは終わらないからだ」

 一方でホワイティングは、F1がVIPを呼び、フラッグを振らせることはやめないだろうと述べた。

「(今回)セレブは責任を追及されるべきではなかった。それ(セレブがフラッグを振ること)については、検討する必要があるとは思っていない。少なくとも今の時点ではね」

「そこ(マーシャルポスト)に上がる人数など、他に検討すべきことがあるかもしれない。スタートの時も同様だ。友達をそこに連れてくることもあるので、そうなると少し混乱が起きてしまう」

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シリーズ F1
執筆者 Adam Cooper
記事タイプ 速報ニュース