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FIA、ルクレールのグリッド降格ペナルティ”抜け穴”を阻止。フェルスタッペンらと同じく”グリッド最後尾”へ

FIAは、F1ベルギーGPでグリッド降格ペナルティを受けるシャルル・ルクレール(フェラーリ)について、グリッド最後尾への降格になると認めた。

Charles Leclerc, Ferrari F1-75

写真:: Erik Junius

 F1ベルギーGPは、多くのドライバーがパワーユニット(PU)交換のペナルティを受けているが、フェラーリはレギュレーションの抜け穴を利用し、アドバンテージを得ようとした。だが、FIAはこれに対処したようだ。

 フェラーリは、シャルル・ルクレール車のPU交換を2回に分けて行なった。最初の変更ではMGU-Kとエナジーストアを交換し、15グリッド降格。そして後にコントロールエレクトロニクスを交換したことで、5グリッド降格ペナルティを受けたのだ。

 レギュレーションでは、PU交換によって15グリッドを超えるペナルティを受けたものは、『スターティンググリッドの最後尾(the back of the starting grid)からレースをスタートすることになる』と規定されている。レギュレーションの文言は単数形のペナルティとなっており、ルクレールのように”15+5”グリッド降格ならば、この対象にならないと解釈することもできる。

 つまりルクレールは予選順位に関係なく、一度に多くのPUコンポーネントを交換し、グリッド最後尾からのスタートが決まったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)などのドライバーよりも前からスタートすることができる可能性があったのだ。

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 しかし予選を前にFIAはこの抜け穴を塞ぎ、ルクレールがグリッド最後尾からスタートしなければならないことを確認した。つまり、ルクレールのスタート位置は同じくペナルティを受けたドライバーたちの予選順位で決まるということだ。

 ルール上、PUのペナルティは「累積される」とも記載されており、別々のコンポーネントに対するペナルティを、別に扱うことはしないと、FIAは明確にしたのだ。

「論理的に、ペナルティがいくつの文書で発表されようとも、すべての決定は競技中に蓄積され、15グリッドという制限を超えた者はグリッド後方に下がるペナルティを受ける」

 そうFIAは述べた。

「最後に、レギュレーションには時間経過とともにペナルティが蓄積される他の例(ペナルティポイントなど)があり、レギュレーションに規定された別の決定が発動されるまで蓄積される。これも同様だ」

「グリッド後方からレースを開始するというペナルティは、第28条(PUの使用法)に完全に組み込まれており、PU交換による無意味に多いグリッドペナルティに対応して導入されたもので、レギュレーションの他の条項によって科せられるグリッドペナルティを累積するために使われたことはないことに注目することが重要である」

「これは28.3条の一部として、総体的に解釈するべきものであり、他の条文を参照するものではない。このような事態は初めてであり、前例となるため、このような説明を行なった」

 これによりルクレールは、フェルスタッペンやランド・ノリス(マクラーレン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、周冠宇(アルファロメオ)、ミック・シューマッハー(ハース)と同じく、グリッド最後尾に回されることになる。

 結局、フェラーリはその後、ルクレール車の全PUコンポーネントを交換することを決断している。

 一方、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)は15グリッド降格のペナルティを受けることになるが、グリッド最後尾に回されてはいないため、彼らよりも上位でのスタートが保証されている。また、ボッタスが予選でトップ5に入らなかった場合、Q1最下位で予選を終えたドライバーは13番グリッドからスタートすることができることになる。

 グリッド最後尾に回されたドライバーの中での優劣は、基本的には予選順位で決まるものの、ギヤボックス交換によるペナルティを受けているドライバーもいるため、かなり複雑な事態となっている。

 
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