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FIA、F1カタールGP予選後からリヤウイングの追加チェックを実施。一連の論争終結に一役買うか

FIAは実態調査の一環として、F1カタールGPの予選後からリヤウイングの追加チェックを行なうこととなった。

Rear wing on the car of Valtteri Bottas, Mercedes W12

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 F1サンパウロGPでルイス・ハミルトン(メルセデス)が「気の遠くなるほど」速い直線スピードを見せて以来、ライバルであるレッドブルはメルセデスのリヤウイングに疑いの目を向けており、そのデザインの合法性についてFIAに対して問い合わせを行なっていた。そんな中、カタールGP予選後からはリヤウイングの追加チェックが行なわれることとなった。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、メルセデスのリヤウイングに関して抗議も辞さない姿勢を見せているが、カタールGPの予選前にSky Sports F1に対し、「FIAが実態調査のミッションを導入したことは非常に喜ばしい」として、予選後から新たな検査が行なわれることを明かした。

 FIAは予選後にmotorsport.comに対し、技術的な情報収集を目的としたリヤウイングの追加チェックが土曜夜から導入されたことを認めた。ただし、この結果によってペナルティが出されることはないという。

 FIAの担当者は次のようにコメントしている。

「適合性を確認するために全ての車両に対して行なう、非常に明確に定義されたテストがあり、これは通常のチェックの一環として行なわれている」

「今回の(新導入される)テストに関しては、情報収集のために行なわれるものであり、規制要件の一部ではない。しかし将来的に新しい基準が適用される可能性はある」

「このテストの結果は、テクニカルグループに報告される」

 そんな中でもメルセデス陣営は、リヤウイングの合法性に自信を持っている。トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは、メルセデスのリヤウイングのエンドプレートには、メインプレーンがたわんだことを裏付ける傷跡があるというレッドブルの指摘は理解できないと主張した。

「FIAには好きなだけ見てもらっている。しかし、何の問題も見つかっていない」とショブリンは語る。

「我々は全てサーキットで、最速のウイングとは何かを検討した後に、ウイングをマシンに取り付ける。これからもそれを続けていく」

 またホーナーは、今回から行なわれるテストではウイングの後部に荷重がかけられる予定で、その大きさは70kg〜80kgになるだろうと語った。

「段階的に負荷をかけていくことで、たわみの大きさを測定することができる」

「FIAが積極的に調査をしているのは良いことだ。我々が懸念しているのは、ストレートスピードがそれほど重視されていないここ(カタール)というよりも、サウジアラビアやアブダビだ」

「FIAがこれらの問題に真剣に取り組んでくれていることを嬉しく思う」

 メルセデスのトト・ウルフ代表は、この追加テストについて質問され、次のように答えた。

「彼らは来年に向けて新たな耐荷重テストをやろうとしているようだ。それはレギュレーションにも技術指令にもないもので、どちらかというと実験的なものだと思う。しかし、その結果を見るのは興味深い。我々も良い結果が出るだろう」

 またアルピーヌのエグゼクティブ・ディレクターであるマルチン・ブコウスキーは、リヤウイングに関する議論は「終結させなければいけないことのひとつ」だと述べた。

「我々はルールが明確であること、そして皆がそのルールを遵守していることを確認しないといけない」

「だから今夜、パルクフェルメで我々のウイングもチェックされる。必要であれば、通常のチェックに加えてさらなるチェックが行なわれるだろう」

「柔軟な対応をすることは、このスポーツにとって正しいことだと思う」

 
 
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