F1のヘルメットカラーリング変更が自由に。2020年の規則変更が承認
FIAは、F1ドライバーがシーズン中にヘルメットのカラーリングを変更できる回数を制限するルールを廃止した。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
FIAは、3月6日(金)に世界モータースポーツ評議会(WMSC)で決定された内容を発表。F1ドライバーのヘルメットカラーリングの変更回数を1シーズン中1回と制限していたルールを廃止することになった。
元々、ヘルメットのカラーリング変更を制限するルールは、ファンから見てドライバーを簡単に特定できるように導入されたものだ。
しかしダニエル・リカルド(ルノー)やセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)など、定期的にヘルメットのデザインを変更することを好むドライバーには不評なルールだった。
レギュレーションには以下のように定められていた。
「ドライバーがコース上にいる間、簡単に区別できるように、各ドライバーのクラッシュヘルメットはそのドライバーが選択したひとつのイベントを除き、シーズン中に全てのイベントで実質同じカラーリングを使用しなければならない」
「ドライバーがシーズン中にチームを変更した場合は、ヘルメットのカラーリング変更も許可される」
各チームはこのルールを破棄することに同意し、WMSCによって破棄が公式に承認された。
WMSCではその他にも、いくつかの変更が承認された。燃料流量センサー増加に伴い、2020年のF1最低車両重量が746kgに変更され、2020年シーズン終了後のアブダビテストが2021年用ピレリタイヤのテストになると正式に決定された。
昨年10月に公開された2021年の技術規則についても精査が進められ、今回のWMSCで以下の変更が承認された。昨年スパのF2レースで起きた死亡事故を受け、安全性能もより強化されている。
・ダウンウォッシュ(乱流)を防ぐために、フロントウイングのプロファイルが変更された。しかし、これによりマシン同士がより接近してレースできるようにするという全体的な目標に、大きな妥協をもたらす可能性がある。
・フロントウイングのエンドプレートやボディワーク、リヤウイングのエンドプレートは、チームにスポンサーのロゴを掲げるためのスペースをより多く与えるために変更された。
・前面、側面、背面からの衝撃に対するシャシーの強度とエネルギー吸収力の大幅な改善
・マシンの電気(高電圧)に関する安全性を大幅に改善するための多数のアップデート
・リヤウイングとリヤインパクト構造にテザー搭載を義務付け
また、2021年の財政レギュレーションも変更され、コスト制限の管理者がリモートまたはF1チームの敷地内で、いつでも監視行動を実行できるようになった。
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