ペレスのコースオフ、審議なしの理由をレースディレクターが説明。メルセデスからも抗議は無し

F1レースディレクターのマイケル・マシは、トルコGP決勝でルイス・ハミルトンとセルジオ・ペレスがバトルしていた際、ペレスがピットレーン入り口のボラードを越えて走行したことで調査が行なわれなかった理由を説明した。

ペレスのコースオフ、審議なしの理由をレースディレクターが説明。メルセデスからも抗議は無し

 F1のレースディレクターであるマイケル・マシは、トルコGP決勝でセルジオ・ペレス(レッドブル)がルイス・ハミルトン(メルセデス)とのバトル中に、コースを外れピット入り口のホワイトラインを横切った件が調査を受けなかった理由について説明した。

 F1トルコGP決勝の34周目、ペレスとハミルトンは最終コーナーでサイドバイサイドのバトルを繰り広げていたが、その際にペレスはアウトサイドにはみ出し、ピットレーン入り口のボラードを回り込んでコースに復帰した。

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 ターン1に向けて、コースに戻ったペレスが前に出てハミルトンを抑えきり、ポジションをキープすることに成功。しかし最終コーナーでコースを外れたことと、ターン1でポジションを守りきったことは、火種になりうるのではないかと考える者も居た。

 結果的にこのシーンに関して調査が行なわれることは無かった。F1レースディレクターのマイケル・マシはペレスの走りは確認していたものの、それが“ピットストップを中断したもの”ではないことから問題視しなかったと説明している。

「その件については、私も間違いなく確認していた」と、マシは言う。

「だが我々のレギュレーションでは、ピットレーンに入ることをハッキリと示しているときに、ボラードの左側を維持しなければならないと記載されているのみなんだ」

「だから、問題は何もない。彼ら2人はハードなレースをしていて、良いモノだった。面白いことに、どちらのチームからも疑義は挙がらなかった。メルセデスからも、レッドブルからもだ。彼らはとても良いハードな戦いを演じていた」

 この一件が発生した際、ドライバー両名からは何もコメントはされなかった。それでもペレスは次周に「ハミルトンが僕を押し出した」とレースエンジニアに語っていたが、エンジニアは「分かったよチェコ、素晴らしいディフェンスだった」とコメントするに留めていた。

 こうしたドライバーのコメントは通常、レースコントロールに対する彼らの行動の“弁明”としての側面がある。しかしマシは、レッドブルもメルセデスも互いにレースコントロールへ無線を入れることは無かったと明かしている。

「(レッドブルは)何も無線で中継して来なかった」

「我々はドライバーひとりひとりの無線を聞いているわけではない。一般的にチームがある問題について確認を求めたいとなったときには、よく知られているように無線のパネルがすぐに点灯するし、彼らもそうするのは得意なはずだ」

 なおペレスはレース後、最終コーナーでの一件について蒸し返すようなことは語らずに済ませている。

「僕は第1スティント、特にその最後の方でかなり苦しんだ。しかもルイスはとても速かったんだ。コース上で1番速いマシンだったと思うね。だからあの時彼を抑え込むのはかなりチャレンジングなことだった」

「良いバトルができたね。僕はピット入口のボラードを避ける羽目になったけど、全体としては良いバトルだった。僕は順位を守れたしね」

 
 

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