FIA、F1の”無線制限”の内容を改訂

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FIA、F1の”無線制限”の内容を改訂
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
2016/07/21 11:15

FIAは2週間前のイギリスGPで生じた論争をきっかけに、ハンガリーGPに向け無線通信の制限内容を書いていした。

Ferrari pit gantry under heavy rain
Renault Sport F1 Team pit gantry
Renault Sport F1 Team pit gantry
Ferrari pit gantry in the rain
Sahara Force India F1 Team pit gantry
Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid leads Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybri
Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid

 ニコ・ロズベルグはイギリスGPの終盤、チームから無線でパフォーマンス向上のための支援を受けたとして、タイム加算のペナルティを課せられ、2位を失うことになった。

 ただ、この時のペナルティは「7速を飛ばせ」という指示に対してもの。つまり、ステアリング上での問題解決を指示した部分については、”問題なし”としたのだ。

 ただ、例えばオーストリアGPのセルジオ・ペレスは、レース終盤にブレーキトラブルを抱えていたにも関わらず、チームはこれを伝えることはレギュレーション違反になると判断し、結局何の指示もできなかった。この結果、ペレスはクラッシュし、リタイアを喫している。

 そのような状況を鑑み、FIAはハンガリーGPを前に、チームに対して新たなガイドラインを発行。それにより、シルバーストンで明らかになった問題を解決しようとしている。

 チームがドライバーに対し、クルマに問題が発生していること、そしてそれを解決するためにピットに呼び戻すことを伝える指示は、許されたメッセージだとされた。しかしこのためには、ピットイン、問題を修正すること、そしてリタイアの指示など、撤回不可能な文言を加える必要があるとしている。

 また、イギリスGPのロズベルグのように、問題解決のためにステアリング上での設定変更をするにあたっても、問題発生前よりマシンの性能が強化されるようなことは許されないと明確化された。これは、テクニカルレギュレーションの第8.2.4条に記載されている内容と同様である。

 マシンの破損状態に関する情報についても、その規制を強化。これによりチームは、マシンの他の部分よりも著しく壊れたボディワークについてのみ、ドライバーに情報を与えることができるようになる。

 もうひとつの変更点は、この無線制限が、ガレージを出たマシンすべてに適応されるということだ。これまでは”ピットレーンを出たマシン”と規定されていた。しかしそのレギュレーションでは、問題を抱えたマシンを例えばガレージ前に止めれば、いかなる指示も授受できるということになり、今回この部分を避けるように規則が修正されたというわけだ。

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この記事について

シリーズ F1
イベント ハンガリーGP
ロケーション ハンガロリンク
執筆者 Jonathan Noble
記事タイプ 速報ニュース