フェラーリ、F1タイヤテストで新パーツ投入の疑いも……FIAの調査で”無罪”が確定
フェラーリはイモラで行なわれたタイヤテストで、許可されていない新パーツを使ったのではないかと疑われていたが、FIAの調査の結果問題はなかったようだ。
F1第4戦エミリア・ロマーニャGPの後、一部のチームがサーキットに残り、2023年に向けたタイヤテストを実施した。そこでフェラーリが新パーツを投入した疑惑が浮上していたが、FIAの調査の結果、問題はなかったようだ。
フェラーリは、テスト日の午前中をシャルル・ルクレールが担当。午後はカルロス・サインツJr.がテストを引き継いだが、サインツJr.がドライブしたマシンには午前中とは異なる仕様のフロアが搭載されていたのだ(下写真左がサインツJr.、右がルクレールがテストで使用したフロア)。


その事実を知ったライバルチームは、なぜサインツJr.が仕様の異なるフロアを使ったのか、そしてそれはルールに違反した、新パーツである可能性に興味を示した。グラウンド・エフェクトカーとなった今季のマシンにおいて、フロアは最も重要な開発エリアのひとつであることも、その理由だろう。
F1のタイヤテストの規則では、次のように記されている。
『テストに参加する車両は、チャンピオンシップ・イヤーに少なくとも1回のレースまたはTCC(現行車両テスト)で使用された仕様のコンポーネントのみを使用しなければならない。これらの車両は、技術規則の規定に完全に適合していなければならない』
『タイヤテストとは無関係の情報を競技者に与えるようなテストパーツ、コンポーネントの変更、セットアップの変更は認められない。メカニカルセットアップの変更、ドライバーコントロールの変更、コンポーネントの変更は、タイヤを正しく評価するため、またはタイヤテストを完了するために必要であるとタイヤサプライヤーと事前に合意した場合にのみ許可される』
サインツJr.が使用したフロアは、他チームがポーパシングを解消するためのソリューションとして評価している”アンダーフロア・ストレーキ”を備えた、最新バージョンのようにも見受けられたため、以前使用された実績があるコンポーネントなのか疑問視されていた。
この事態を受けて、少なくともふたつのチームがFIAに対して、フェラーリがルールに反することをしたのかどうか、状況を明らかにするよう求めたようだ。
マイアミGPの週末にFIAがフェラーリと話し合いを行ない、使われたコンポーネントを確認した結果、ルールが順守されていることが確認され、調査は終了したという。
この件に関する公式声明は出ていないが、フェラーリが午後の走行でフロアを変更したのは、午前中のセッションで受けたダメージが原因だったことが判明している。
FIAは、午後のセッションでサインツJr.のマシンに装着されたフロアは、実は古い仕様であり、ルールに沿ったものであると納得しているとのことだ。
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