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「警官を逮捕せよ」ハミルトンが表彰台で着たTシャツは“F1の政治利用”にあたる?

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「警官を逮捕せよ」ハミルトンが表彰台で着たTシャツは“F1の政治利用”にあたる?
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FIAは、F1トスカーナGPでルイス・ハミルトンが着用した抗議のTシャツについて、規則に違反しているかどうかを調査している。

 F1第9戦トスカーナGPで優勝し、今季7度目となる表彰台の頂点に登ったルイス・ハミルトン(メルセデス)。そんな彼は今回のレース前後に“Arrest the cops who killed Breonna Taylor(ブレオナ・テイラーを殺した警官を逮捕せよ)”と書かれたTシャツを着用していた。背中側にはテイラーの顔写真に加え、“彼女の名前を言おう”との文言が添えられていた。

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 テイラーはケンタッキー州出身の黒人女性で、医療従事者。彼女は今年初めに、麻薬捜査中だった警察に予告なしに自室に突入され、複数回に渡り発砲されて亡くなった。彼女のボーイフレンドであるケネス・ウォーカーが突入してきた警官を侵入者だと思い発砲したことがきっかけで、銃撃戦となり、テイラーは8発もの銃弾を受けてしまったのだ。

 事件に関与した警官に関しては、法律を破ったのか、それとも正当防衛だったのかについて調査が行なわれている。

 警察が採った行動の合法性を問うハミルトンのTシャツは、政治的な意見を示したものであるという見方が強いが、メルセデスはレース後、ソーシャルメディア上で次のように反論した。

「我々はF1に政治を持ち込んでいるのではなく、人権問題を強調し、意識を高めようとしている。そこには大きな違いがある」

 今年はこういった人種差別に抗議する運動が世界的に行なわれており、FIAもドライバーが反人種差別のメッセージを示すために尽力してきた。レース前の反人種差別セレモニーに関して記されたFIAのノートの中でも、F1レースディレクターのマイケル・マシが「FIAは規約の基本原則に従って、あらゆる個人の表現を支持する」と明記している。

 FIAの規約には、FIAが全ての活動において中立的な立場にあると示されている。文書では次のように書かれている。

「FIAは活動の過程において、人種、肌の色、性別、性的指向、民族的・社会的出自、言語、宗教、哲学的・政治的思想、家族の状況、障害などを理由とした差別を行なわない」

 また、国際スポーティングコードでは、チームが“政治的な広告”をマシンに使用してはならないと定められているが、一方でドライバーに関しては特に言及されていない。同規約の第10条6の2を見ると、「国際大会に出場する競技者は、政治的・宗教的な広告や、FIAの利益を阻害するような広告を車両に貼ってはならない」と記されている。

 ハミルトン曰く、トスカーナGPで着用したこのTシャツは以前から着たいと思っていたものだが、これまでなかなか入手できなかったという。

「そのTシャツを手に入れるにはかなりの時間がかかった。僕はこういったものを着ることで、路上で殺された人がいて、またあるところでは自宅で殺された人がいるという事実を広めたかった」

「彼ら(警官)は間違ったことをしているのに、それでも無罪になっている。だから僕たちは休むことなく……このことに対する意識を高め続けなければいけないんだ」

 FIAは過去に何度か、政治的な発信に関して寛容でない姿勢を見せたことがあるが、それらはいずれも表彰台での振る舞いに関連することだった。

 2006年のトルコGPでは、キプロス人指導者のメフメト・アリ・タラートがトロフィーのプレゼンターとして登壇したが、その際に国際的に承認されていない“北キプロス・トルコ共和国”の大統領として紹介されたことで、主催者は500万ドル(約5億円)の罰金を科されている。

 また、かつてF1が開催されていたスペインのヘレス・サーキットも、地元の市長が予定外に表彰台に登壇して以来は、F1カレンダーから姿を消した。

 

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この記事について

シリーズ F1
ドライバー ルイス ハミルトン
執筆者 Jonathan Noble