F1 マイアミGP

F1ドライバーの”身だしなみチェック”が厳格に。ジュエリー禁止と耐火下着着用の監視強化

FIAはF1チームに対し、ドライバーがジュエリーやアンダーウェアに関する規則を遵守するよう、車検の一環としてさらなる監視を行なうようだ。

Luke Smith

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編集: 2022/05/06 15:32

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The drivers stand on the grid for the national anthem prior to the start

 F1レースディレクターに就任して以来、ニールス・ウィティヒは宝飾品の着用禁止やFIAの要件に準拠した正しい下着を命じるなど、これまで無視されがちだったレギュレーションを取り締まってきた。

 ウィティヒはオーストラリアGPを前に、マシンに乗っている際の宝飾品類の着用が国際競技規約で禁止されていることをドライバーに改めて注意喚起した。

 また同レースのドライバーズブリーフィングでは、アンダーウェア、グローブ、ソックス、バラクラバなどはすべてFIAが認可済みのモノでなければならず、今後は取り締まりを強化していくとドライバーたちに通達された。

 ドライバーたちは、事故が起きた際の安全性へのFIAの懸念を理解しつつも、FIAからの働きかけに疑問を持つ者も少なくなかった。

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、「彼らが小さなことを取り上げているのが本当に理解できない」とコメント。さらに、彼は物理的に取り外せないピアスもつけていると明かした。

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 しかしジュエリーや下着のチェックはマイアミGPを前に、各チームの車検作業の一部となるような形で、ドライバーがレギュレーションを遵守しているかどうか、確認されることになるようだ。

 マイアミGPを前に発表されたレースディレクターズノートで、国際競技規則の遵守のチェックを含む、車検申告フォームのテンプレート修正について説明がされているのだ。

 またウィティヒは、ジュエリーの着用と車内での正しい耐火服の使用に関するさらなる情報を提供し、FIAが安全性を懸念している根拠を説明した。

 ドライバーがレギュレーションに沿う必要性を証明するような出来事として、2020年バーレーンGPでロマン・グロージャンが見舞われたクラッシュと火災が、定期的に引用されている。

 ウィティヒは、防炎服の下にジュエリーを着用すると「ジュエリーのような金属物が皮膚と接触し、熱伝達の保護が低下するため、火災発生時に火傷のリスクを高める可能性がある」と説明した。

 またヘルメット、バラクラバ、オーバーオールを脱ぐ際に引っかかる危険性があるため、ジュエリーの着用は「医療介入の妨げになる」可能性があるという。

 さらにウィティヒは、「事故後、診断のために医療用画像が必要な場合、ジュエリーがあることでその撮影が複雑かつ遅れる可能性がある」と付け加えた。

「最悪のケースでは、さらなる怪我につながる可能性がある。気道の周囲にジュエリーがあると事故時に外れて飲み込んだり、吸い込んだりする可能性がある」

 正しい衣服の着用については、次のように記している。

「該当の規定は、FIAが承認した防炎服(外側のオーバーオールと肌に触れる内側の層の両方を含む)が、炎にさらされた場合に効果的に作用し、設計されたレベルの保護を提供できることを保証するために書かれたものである」

「ドライバーの肌に触れる部分に非防炎素材、特に合成素材を使用すると、熱伝達保護が低下し、火災時の火傷の危険性が高まる可能性がある」

「最悪の場合、そのような素材が溶けてしまい、火傷の治療の妨げになる可能性もある」

 ドライバーがレギュレーションを遵守しているかどうか確認する責任はチームにあるが、FIAはランダムにチェックを行なうことができるという。

 

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