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FIA、”ガーニーフラップ悪用”に先手。バーレーンGP前にルールの抜け穴に蓋

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FIA、”ガーニーフラップ悪用”に先手。バーレーンGP前にルールの抜け穴に蓋
執筆:
2019/04/01 10:08

FIAはバーレーンGPに先んじて、予選・決勝間のセットアップ変更を目的に、ガーニーフラップを悪用することを禁じたようだ。

 2019年に新しい空力レギュレーションが導入されたF1。各チームはそのスイートスポットを見つけるために懸命に努力を続けている。

 開幕戦オーストラリアGPの後、一部のチームが予選用と決勝用のマシンセットアップのバランスを改善するための、巧妙な方法を見つけたのではないかとの噂がパドックで囁かれ始めた。

 予選開始後から決勝レースまでの間、マシンはパルクフェルメ(車両保管所)にあるものとみなされるため、空力パーツの仕様を変更することはできないが、フラップ後端に装着する空力デバイス、”ガーニーフラップ”の位置を変更していたチームがあったのではないかとのことだ。

 これにより、予選ではより多くのダウンフォースをつけて走ることができたり、決勝に向けて空力バランスを変えることでタイヤのマネジメントを改善するなど、様々なメリットを得られることが考えられる。

 前述した通り、パルクフェルメルールによって空力パーツの仕様変更はできないはずだ。しかし現在のレギュレーションでは予選時に装着されていたコンポーネントの”移動”については、明確に違法だとは言えないことが、議論の的となっている。

 F1の競技規則34条2(2)には、パルクフェルメ状態でもできる作業について規定されているが、『フロントウイングの空力セットアップは、既存のパーツを使用して調整することができる。パーツの追加、取り外し、あるいは変更は一切されてはならない』とされている。つまり既に使われているパーツの取り付け位置を変更することは、制限されていないとも読み取れるのだ。

 仮にチームが予選で使用していたガーニーフラップを、マシンのどこか別の場所に移動することを望む場合、理論的にはレギュレーションの表現に違反しないと言えるだろう。

 しかしながら、FIAはこうした”トリック”に関するチームの懸念を認識し、バーレーンGPを前にこの問題を調査した。

 FIAはオーストラリアGPでルールを”活用”し、ガーニーフラップを移動したチームがあったとは考えていないものの、先手を打ってこの行動を非合法化することにしたようだ。

 バーレーンでは、ガーニーフラップのようなパーツをマシンの別の場所に移動させることは、パルクフェルメルール違反と見なされるという技術指令書が、各チームに通知された。

 もしそのような変更を加えたチームがあった場合、新しい仕様のフロントウイングを使用するという扱いとなり、ピットレーンから決勝に臨むことになる。

 全てのチームがフロントウイングにガーニーフラップを使っているわけではないが、ウイリアムズやアルファロメオ、レッドブル、ルノーが今シーズンこれまででガーニーフラップを使用しているようだ。

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シリーズ F1
執筆者 Jonathan Noble