F1

FIA、ポーパシング対策のためのレギュレーション変更に自信「我々は正しいことをしたと確信している」

2022年シーズンに多くのチームがポーパシングに悩まされたことを受け、FIAはレギュレーションを変更。一部のチームに有利に働くことになるのではないかとの批判もあるが、FIAは「正しいことをした」と自信を持っている。

Luke Smith Adam Cooper

編集: 2022/12/12 3:00

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Williams FW44 new sidepods, engine cover and floor

 F1は2023年からポーパシングの発生を抑制するためにフロアのレギュレーションを一部変更するが、FIAはこれについて正しい判断を下したことに「疑いの余地はない」と考えている。

 2022年シーズンにテクニカルレギュレーションが大きく変更されたF1では、マシンがグラウンド・エフェクトカーとなったことにより、フロア下で発生するダウンフォース量が増減することで起きる激しい上下動……つまりポーパシングに悩まされることになった。

 多くのチームがこの問題に対処するため、マシンに変更を加えた。しかしシーズン中も問題が頻発。これによりFIAは、安全上の理由により、マシンがどれだけ跳ねているかを測定する新たな基準を設けた。

 これたに続き、来シーズンに向けてレギュレーションに変更が加えられることになった。フロアの高さや強度が変更されることになるわけだが、これには一部のチームが大きく反対した。

 ポーパシングに最も悩まされたチームがメルセデスだった。しかしレギュレーションに変更が加えられれば、メルセデスには有利に働く可能性がある。しかもシーズン終盤には、メルセデスのポーパシングは治っているように見えたため、レギュレーションの変更は必要ないのではないかと、ライバルチームは主張したのだ。

 ただ最終戦アブダビGPでは、ポーパシングが”復活”したように見えた。つまり、1シーズンを経ても、問題は完全には解決されなかったということが示唆されたのだ。

 FIAのシングルシーター部門の責任者であるニコラス・トンバジスは、アブダビでのポーパシング再発がレギュレーション変更を正当化するかと尋ねられると、motorsport.comに次のように語った。

「我々が正しいことをしたのは間違いない」

「我々は実用的で短期的な解決策と、中期的な解決策を見つけようとした」

 トンバジスはそう語った。

「ポーパシングが完全になくなるわけではないが、減少に向けて一歩前進するだろう」

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、アブダビGPの舞台であるヤス・マリーナ・サーキットのバンピーな路面がポーパシングを再発させたため、セットアップに妥協を強いられることになったと語った。そしてそのことは、レギュレーションを変更することを正当化させるものだったと語った。

「もう問題はないという結論に達した後、ポーパシングとバウンシングの点で最悪ではないコースもあったし、それが戻ってきたサーキットもあった」

 そうウルフは語った。

「しかし、ここ(アブダビ)でポーパシングが戻ってきてよかったと思うよ」

 メルセデスのジョージ・ラッセルは、ポーパシング対策のためにフロアを変更することを強く指示していたドライバーのひとりだ。そしてアブダビGPでポーパシングに悩まされたことを受け、レギュレーション変更が大いに役立つだろうと語っていた。

「FIAが行なったフロアエッジの変更により、その点は改善されるだろう」

 そうラッセルは語った。

「ポーパシングが起きると、間違いなく疲労が加わってしまう。マシンがコーナーで跳ね回り、少しストレートで少し落ち着く……そんな感じでドライブする感覚を忘れていた」

「来年のバーレーンでそれが何もなければ、満足できるだろうね」

 

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