F1

FIA、メルセデスF1代表トト・ウルフを「利益相反行為」の疑いでコンプライアンス調査を開始。機密情報を不当に手に入れた?

メルセデスF1でチーム代表を務めるトト・ウルフと、その妻でF1アカデミーのマネージングディレクターを務めるスージー・ウルフは、利益相反の可能性があるとしてFIAコンプライアンス部門の調査を受けている。

Jonathan Noble

Jonathan Noble

編集: 2023/12/06 8:57

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Mohammed bin Sulayem, President, FIA, with Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes-AMG

 FIAはメルセデスF1のトト・ウルフ代表とその妻のスージー・ウルフを「利益相反」の疑いでコンプライアンス調査を開始した。

 事の発端は、他のF1チーム代表によるウルフ夫妻の活動に関する苦情から、FIAが対処する必要があると判断したためだ。

 前述の通りトト・ウルフはメルセデスF1のチーム代表であり、スージー・ウルフはF1の商業権所有者であるフォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)が運営するF1アカデミーでマネージングディレクターを務めている。

 ふたりは通常のルートでは知り得ない情報を入手している可能性があり、それが利益相反行為だと疑いがかけられているのだ。

 スージー・ウルフはFOMとの交渉に役立つチーム代表の議論に精通しており、トト・ウルフはライバルF1チームの代表が知り得ないFOMの活動に関する極秘情報を入手したと考えられている。

 また、F1チーム代表間で秘密裏に交わされた会話の内容が、ふたりを通じてF1上層部に漏れ伝わっているのではないかとの懸念の声もある。

 BusinessF1が報じたところによると、最近のF1チーム代表者会議の中でウルフがFOMから得たとしか思えない情報をもとに発言したことが、他のチーム代表たちが不満を漏らすキッカケになったという。

 ライバルチームが公の場でこの状況について懸念を表明することはなかったが、FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は、潜在的な利益相反の可能性があるとしてロビー活動を受けたようだ。

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG, arrives into the paddock with Susie Wolff

Photo by: Carl Bingham / Motorsport Images

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG, arrives into the paddock with Susie Wolff

 これを受けて、ベン・スレイエム会長はFIAコンプライアンス部門に調査を依頼した。

 12月5日(火)に発表されたFIAの声明では、名前が伏せられたものの、次のように記された。

「FIAは、FOM関係者からF1チーム代表に機密情報が伝えられたという疑惑を中心としたメディアの憶測を把握している」

「この件については、FIAのコンプライアンス部門が調査している」

 スージー・ウルフは今年3月にF1アカデミーのマネージング・ディレクターに任命され、その前には2018年から2022年にかけてヴェンチュリ・フォーミュラEチームの代表兼CEOを務めた。

 F1アカデミーではマネージング・ディレクターとして、F1のステファノ・ドメニカリCEOの直属の部下となっている。

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 F1は実力主義の世界。メルセデス代表、レッドブル独走による“ファン離れ”阻止はライバル次第「より良い仕事をしなくては」

次の記事 チケット即完売の角田裕毅ファンイベント、日本全国から集まった720名が“ぶっちゃけ”トークで盛り上がる

More from

Jonathan Noble



大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

F1

F1 2024/12/29

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす



ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

F1

F1 2024/12/27

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす



僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

F1

F1 2024/12/25

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from

メルセデス



アップデートで明暗。レッドブルはメルセデスを超えたのか? ラッセル「今はレッドブルが倒すべきチーム」

F1

F1

シンガポールGP

5 時間前

アップデートで明暗。レッドブルはメルセデスを超えたのか? ラッセル「今はレッドブルが倒すべきチーム」



メルセデスのウルフ代表、連勝レッドブル&フェルスタッペン賞賛「脱帽するしかない」自チームはアップデートで悩みも

F1

F1

シンガポールGP

1 日前

メルセデスのウルフ代表、連勝レッドブル&フェルスタッペン賞賛「脱帽するしかない」自チームはアップデートで悩みも



ジョージ・ラッセルの悪夢のような1日……スプリントで首位浮上も1周目にクラッシュ「すべては僕のミスが原因」

F1

F1

シンガポールGP

2 日前

ジョージ・ラッセルの悪夢のような1日……スプリントで首位浮上も1周目にクラッシュ「すべては僕のミスが原因」

最新ニュース



レッドブル、ADUO制度の微調整に向けFIAに協力「最初の評価には驚いた」

F1

F1 F1

バーレーンGP

4 分前

レッドブル、ADUO制度の微調整に向けFIAに協力「最初の評価には驚いた」



レース界の大物、豪華ゲストがイタリア大使館に集結! 日伊モータースポーツ交流イベント開催……ミッレミリア100周年記念イベントを日本でも実施

General

Misc General 3 時間前

レース界の大物、豪華ゲストがイタリア大使館に集結! 日伊モータースポーツ交流イベント開催……ミッレミリア100周年記念イベントを日本でも実施



TOM’S参戦終了も、SFライツが窮地に陥るわけではない? FRJとの共生は十分可能|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

SFライツ

SFL SFライツ 4 時間前

TOM’S参戦終了も、SFライツが窮地に陥るわけではない? FRJとの共生は十分可能|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記



アップデートで明暗。レッドブルはメルセデスを超えたのか? ラッセル「今はレッドブルが倒すべきチーム」

F1

F1 F1

シンガポールGP

5 時間前

アップデートで明暗。レッドブルはメルセデスを超えたのか? ラッセル「今はレッドブルが倒すべきチーム」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録