F1

新規F1チーム誕生も近い!? FIA会長、”11チーム目”の入札手続き開始の意向示す。アンドレッティ参戦なるか

FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長が、F1のグリッドを拡大するために、新規チームの参加手続き開始に動いていると明かした。

Luke Smith

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編集: 2023/01/03 13:38

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Mohammed bin Sulayem, President, FIA, greets Mario Andretti

 2016年シーズン末にマノーF1が破綻して以来、F1のグリッドは10チーム/20台で構成されてきたが、新たなチームを招き入れる選択肢についてFIAが重い腰を上げたようだ。

 現在、空前のブームが到来しているF1。多くの団体がF1への参戦意思を表明しており、中でもマイケル・アンドレッティ率いるアンドレッティ・グローバルの動向が注目されている。

 しかしFIAは、これまで新F1チームの入札を行なうと明言しておらず、グリッドは当面、既存の10チームで維持されると思われていた。

 ただ、FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は1月2日(日本時間1月3日早朝)にTwitterを通じて、新チームのF1参加プロセス開始についてFIA内で話し合いを行なっていると明かした。

 

 ツイートには次のようにある。

「私はFIA内の担当チームに、FIA F1世界選手権における新チーム候補のための入札プロセスの開始を検討するよう依頼している」

Micheal Andretti, Andretti Autosport

Micheal Andretti, Andretti Autosport

Photo by: Alexander Trienitz

 正式なプロセスが開始されれば、アンドレッティのような名門が将来的にF1グリッドに加わる道が開かれるかもしれない。

 ただアンドレッティのF1参戦は、既存チームの多くにとっては諸手を挙げて喜べる状況ではない。2020年に締結された現行のコンコルド協定では、F1の収入から得られる賞金の配当を10通りに定めており、11チーム目が加わることで既存チームが得られる配当金が減ってしまう可能性がある。そのため、アンドレッティのF1計画を支持すると公言しているのは現時点でマクラーレンとアルピーヌのみとなっている。

 こうした状況への対策として、コンコルド協定には2億ドル(約260億円)のエントリーフィーが設けられており、これが既存10チームで分配される。希薄基金と呼ばれるこのシステムは、新規参入チームの資金力を保証すると同時に、既存チームの価値を保護するためでもある。

 アンドレッティはF1計画を立ち上げるだけの資金力はあるとしているが、既存チームの多くからは新規チームの迎え入れから得られる額は損失分を賄うには不十分だと疑問視する声も挙がっている。

「希薄基金は、F1の価値が今とは異なる数年前に設定されていたモノだ」

 ハースF1のギュンター・シュタイナー代表は6月にそう語っていた。

「ひとつあるとすれば、現在の市場価値に合わせて(額の)再調整を行なうべきかどうかという点だ。以前よりも市場価値は跳ね上がっている。ただ、再調整を行なうのは非常に難しいプロセスだと思う」

 またメルセデスのトト・ウルフ代表は5月に、新チームはF1全体に対して”付加価値”をもたらせることを証明する必要があると語っていた。

「もし、あるチームが参入してきた場合、そのチームが実際にかかったコスト以上のお金をF1にもたらしていることをどうやって証明するのだろうか? 11番目のチームというのは、他のチームにとっては(収入の)10パーセントの希薄化を意味するからね」

 

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