FIA、”Bチーム”の誕生を監視「既存チーム間の協力関係には注意」

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FIA、”Bチーム”の誕生を監視「既存チーム間の協力関係には注意」
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2018/09/06 8:53

F1レースディレクターのホワイティングは、チーム間の協力関係のレベルが高まっていることを、FIAは注意深く監視していると話した。

 F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは、各チーム間の協力関係のレベルが高まり、”Bチーム”が生まれつつある状況を、FIAは注意深く監視していると語った。

 フォースインディアが管財人の管理下に置かれていた間、ワークスチームに仕える”Bチーム”が生まれるのではないかという問題が顕在化した。

 新しいオーナーを得たフォースインディアがメルセデスとの距離を縮め、彼らのBチームとなることを望んでいるのではないかとの懸念があったのだ。そのため当初、新生フォースインディアが旧チームの商業権を保持することを可能にする文書に、ルノーやマクラーレン、ウイリアムズが署名を拒否していた。

 主な懸念点のひとつは、小規模チームが研究開発のリソースに貢献することで、エンジンサプライヤーを支援することができるということだ。これは予算やコストを制限する時代に入れば、さらに重要となってくる。

 ホワイティングによれば、FIAはこれらの懸念を十分に認識しており、フェラーリと提携関係にあるハースが結成されて以来、チームがレースに向かう前にどれだけの研究開発が行われ、それによってパートナーのチームが利益を得ていないかを監視しているという。

「それは我々が懸念すべきことであり、議論すべきことだ」とホワイティングは語った。

「(フェラーリとハースの)協力関係からそれが始まった」

「我々は初めから、どんなことができるのかを正確に分かっていた。規則の抜け穴もあったが、新しいエントラントによって塞がれた。それはハースだからできたことであり、ハースは適切なエントラントとして確立されるまで、既存のチームよりも多くの仕事が必要だった」

「しかし我々が聞いているのは、既存チーム間のアライアンスだ。それについては、非常に慎重に見ていく必要がある」

懸念を深めるマクラーレン

 マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、フォースインディアの将来について、メルセデスのBチームとなる可能性を、FIAやF1の運営陣と話し合ったと強調した。

「私は非常に心配している」とブラウンは話した。

「FIAやF1が関与しなければ、最終的にビックチームが小規模チームとより緊密となり、リソースの違った使い方を見出すことになるだろう」

「それには対処する必要がある。FIAやF1が何かをしなければ、スポーツとして間違った方向に向かうと、彼らが気づいていることを嬉しく思う。私は非常に心配しているが、彼らが何か対処をしてくれると確信している」

「パワーユニットを購入した上、Bチーム化までしてしまえば、究極的にはF1と、コンストラクターであるという立場から逃げることになる」

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この記事について

シリーズ F1
チーム マクラーレン 発売中
執筆者 Adam Cooper
記事タイプ 速報ニュース