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FIAが事故調査を受けて安全対策を提言。黄旗時にはテールライトが黄色に?

FIAはこれまでの重大事故の調査を調査した結果、マシン後部のレインライトの色がフラッグの掲示に対応して変わる、というシステムの導入を提案した。

Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing C38, leads Antonio Giovinazzi, Alfa Romeo Racing C38

写真:: Jerry Andre / Motorsport Images

 FIAはサーキットレースにおける28のアクシデントについての調査を完了。それを受けて、トラック上での安全をさらに向上させて重大事故を防ぐためのいくつかの提案を発表した。

 その中のひとつとして挙がったのが、サーキットレースで使用されている全てのマシンに取り付けられている、後部の“レインライト”に関するものだ。これらで使用されている色数を増やし、サーキットの状況に合わせて色を変化させられるようにすれば、ドライバーがフラッグなどの状況をより素早く視認できるという提案だ。

 例えばレース中にイエローフラッグが掲示されると、レインライトが黄色に変わり、後方のマシンに危険を知らせる。これにより、ドライバーは早い段階でそれを知り、イエローフラッグ区間に入ると同時に減速することが可能になると考えられる。

 FIAの声明には次のように記されている。

「これにはさらなる調査とテストが必要だが、レインライトの使用方法を変えることで、ドライバーがそれを認識する時間を短縮することができる。なおかつドライバーがイエローフラッグの際に適切かつ迅速に対応することができる」

 またFIAは、クラッシュした車両から大きなデブリが脱落しないような構造とするための調査をしていくという。

 特に激しい衝撃がマシンにかかった場合、マシンの後端部分が完全に切り離され、大きなデブリとなる可能性がある。マシンの前部と後部の接続を強化するような構造を採用すれば、危険な状態をさらに防ぐことができるだろう。

 現在、ホイールアセンブリは“テザリングシステム”が採用されており、マシンが大きな衝撃を受けた際でもホイールがマシンから外れないようになっている。

 さらにFIAは、マシンが正面または側面から受ける衝撃についても調査を行なっている。マシンとマシンが衝突した際の衝撃を吸収すること、強度を向上することが目指されている。これは2019年に発生したアントワーヌ・ユベールの死亡事故を受けての対応だ。ユベールはFIA F2スパ戦でタイヤバリアにクラッシュした後、ファン-マヌエル・コレアのマシンがハイスピードで彼のマシン側面に衝突したため、致命傷を負った。

 FIA F2における現行シャシーの使用は2020年限りになる予定ではあるが、新型コロナウイルスのパンデミックによる経済的影響を考慮すると、新シャシーの導入が遅れる可能性は十二分にある。

 その他にも、大きなデブリの発生を避けるために各パーツを小さなアイテムによる複合構造に変更する動きもあり、タイヤのパンクや空気圧低下を知らせるタイヤ空気圧監視システムも推奨されている。なおタイヤ空気圧監視システムは2020年のFIA F2とFIA F3で使用可能となっている。

 

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