F1 オランダGP

FIAが“ADUO”の最新評価を発表。やっぱりレッドブルが最強エンジン……アウディ、フェラーリ、ホンダが出力で4%以上劣る分析結果

FIAがADUOの評価結果を発表。レッドブル・フォードが依然としてベンチマークのエンジンとみなされている。

Benjamin Vinel

Benjamin Vinel

公開日時: 2026/08/27 1:44

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Max Verstappen, Red Bull Racing

 FIAは、F1パワーユニット(PU)の追加開発・アップグレード制度“ADUO”の対象メーカーを決める上での、最新のPU評価を発表した。

 FIAは今季開幕戦オーストラリアGPから、夏休み前最後のレースとして行なわれたハンガリーGPまでの全11戦の各社のエンジンパフォーマンスを分析。その結果、依然としてレッドブル・フォードのエンジンが最もパワフルという結果になった。

 メルセデスは出力面でレッドブルに対して2〜4%劣っており、アウディ、フェラーリ、ホンダの3メーカーは4%以上の差をつけられているという。ちなみにホンダは先日のオランダGPで改良版PUを投入したが、これは今回の評価には含まれていない。

 シーズンの4分の1を終えた段階では、メルセデスが2026年と2027年に向けて1回ずつのホモロゲーション(追加開発)が認められていた一方で、アウディとフェラーリ、そしてホンダには2個ずつの開発トークンが与えられた。これには追加のコストキャップ枠や、さらにベンチテストを行なう機会などが含まれるが、これについて公式な発表は行なわれていなかった。

 FIAはADUOのランキングを正式に発表したものの、今回の発表を受けて追加のホモロゲーションが与えられることはなかった。

 FIAシングルシーター部門ディレクターのニコラス・トンバジスは、次のように述べた。

「FIAはADUOのレビュープロセスの一環として、徹底的かつ網羅的な分析を行なった」

「第2評価期間の結果を公表するにあたり、データの質とその分析結果に基づいて、今回の評価は非常に高い精度と信頼性を備えていると確信している。同時に、結果から得られた詳細を公表する際には、各チームやPUメーカーの機密情報および知的財産を尊重しなければならない」

「ADUOは今年が初年度であるため、当然ながらすべてのPUメーカーと協議しながら発展させていく可能性のある部分もある」

 ADUOのシステムはこれまで数々の批判を受けてきた。その明らかな問題点のひとつとして挙げられているのが、F1のPUはエンジンと電気モーターのハイブリッドであるにもかかわらず、性能評価がエンジンだけを対象としていることだ。

 そのため“パワーユニット”としてはレッドブル・フォードではなくメルセデスが最も強力であると広く認識されており、メルセデスのチーム代表トト・ウルフ自身もそれを認めている。ちなみに、その時ウルフはADUOについて言及していたわけではなく、やや警戒を緩んでいた状態でのコメントだったとも言える。

 特にレッドブルは、現在のADUOの制度によって開発機会が得られないことに不満を募らせており、カナダGP終了後の結果を再評価するよう求めていたが、その要求は認められなかった。

 レッドブルのローレン・メキーズ代表はベルギーGPの後、次のように語った。

「トトの言う通りで、私も彼ら(メルセデス)が最もパワフルなPUを持っていると思う。そして今回の週末も、ストレートでは間違いなくかなり大きなアドバンテージを持っていた」

「ただ、今回が初めてというわけではない。ほとんどの週末で、彼らはストレートでアドバンテージを持っている。今回はサーキットの特性によって、その差が少し大きくなったということだ」

 レッドブルが依然としてADUO評価のトップに位置していることから、このシステムをめぐる議論は1週間後のイタリアGPの週末にさらに激しくなることが予想される。

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