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FIA、F1サウジGPでのペナルティ撤回騒動でルールの見直しへ。次戦オーストラリアGPまでに明確化目指す

FIAは、F1サウジアラビアGPでのフェルナンド・アロンソに対するペナルティを巡る論争を受け、ピットストップ時にメカニックがF1マシンに触れることに関する規則を見直すことを約束した。

Sergio Perez, Red Bull Racing, 1st position, soaks Fernando Alonso, Aston Martin F1 Team, 3rd position, on the podium

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 F1第2戦サウジアラビアGPは、アストンマーチンのフェルナンド・アロンソに対するペナルティでリザルトが二転三転し、物議を醸した。アロンソは3位でチェッカーを受けたが、フィニッシュ後にペナルティが科され、4位に降着。しかし抗議の結果、ペナルティは撤回。アロンソは3位を取り戻した。

 アロンソはレースのスタート時、グリッドボックスからマシンが出ていたとして、5秒のタイム加算ペナルティを受けた。アストンマーチンはアロンソが19周目にピットストップした際にこのペナルティを消化した。

 当初、アロンソのマシンにメカニックが接触する前に5秒間静止しており、問題なくペナルティが消化されたと関係者は判断していた。しかし後に、FIAは考えを変えた。

 レースがファイナルラップに入った頃、スチュワードはアロンソがピットストップした際の動画を見るよう要求され、5秒の静止時間が終わる前にリヤジャッキがアロンソのマシンに触れたと判断された。

 そのため、アストンマーチンはペナルティを適切に消化しなかったとして、アロンソにはレース後に10秒のタイム加算ペナルティが科されたのだ。

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 当然、アストンマーチンは抗議を行なった。チームは、レギュレーション上『車両に作業を行なうことは禁止』とされており、ペナルティを消化する前に”メカニック”がマシンに触れてはいけないと規定されているが、ジャッキがマシンに触れることに関して厳密に定義はされていないと主張。また、過去に何度もそうしてペナルティを消化しており、違反とされなかったとしている。

 当初、FIAはマシンに触れることも、この作業してはならないという部分に反するとチーム側と合意があったという認識していたが、最終的にアストンマーチンの抗議を認めてペナルティを撤回した。

「ジャッキがマシンに触れることは、マシンへの作業に相当するということに当事者が同意したかどうかを判断するために信頼できる明らかな合意はなかったと結論付けた」と声明を発表している。

 そして何が許され、何が許されないのかを明確にするため、FIAはこの問題を調査し、オーストラリアGPの前にチームに明確な定義を提示することを約束した。

 FIAが発表した声明は以下の通りだ。

「最初の決定(ドキュメント51)の見直しを求めるスチュワードへの要請は、レースの最終ラップに行なわれた」

「その後の、コンペティター(アストンマーチン)のヒアリングをし、審理を認めたスチュワードの決定は、マシンの作業をするという定義に関する新しい証拠の結果であり、今回の特定の状況によって、それが露呈した」

「そのため、3月23日(木)に開催される次回のスポーツ諮問委員会において、この問題を取り上げ、2023年のFIA F1オーストラリアGPに先立ち、明確化する予定だ」

「プロセスの見直しと改善に対するこのオープンなアプローチは、公正で透明性のある方法でスポーツを規制するというFIAの継続的な使命の一部だ」

 ルールの見直し以外にも、アロンソに関連するトピックが諮問委員会で取り上げられることになるだろう。

 開幕戦バーレーンGPでもエステバン・オコン(アルピーヌ)がグリッドボックスから外れた位置でスタートしたとしてペナルティを受けていることから、ドライバーにとってグリッドボックスの位置がどれだけ見えにくいのかについて、疑問の声があがっているのだ。

 またアロンソがペナルティを消化したあと、30周以上に渡って問題なしとされていたにも関わらず、なぜファイナルラップになってから調査が開始されたのかについても、議論されることになるだろう。

 
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