フェルスタッペンのグリッド降格ペナルティに異論も、イギリスGPでの一件とは「比較できない」とレースディレクター

F1レースディレクターのマイケル・マシは、イタリアGPでのルイス・ハミルトンとの接触を受けてマックス・フェルスタッペンに出されたペナルティは、イギリスGPでハミルトンに出されたペナルティとは比較できないと語った。

フェルスタッペンのグリッド降格ペナルティに異論も、イギリスGPでの一件とは「比較できない」とレースディレクター

 F1第14イタリアGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が接触して共にリタイアに終わった。彼らは第10戦イギリスGPでも接触しており、その際はフェルスタッペンがバリアに弾き飛ばされリタイアに追い込まれた。

 この2件のインシデントに関しては、前者がフェルスタッペン、後者がハミルトンに非があると判断され、それぞれペナルティを科された。しかしそのペナルティの内容は異なっている。

 イギリスGPの接触でハミルトンに出されたペナルティは10秒のタイムペナルティ。しかしハミルトンはこのペナルティによる遅れを挽回し、同GPを勝利で終えた。一方イタリアGPでの接触でフェルスタッペンに科されたペナルティは、次戦ロシアGPでの3グリッド降格ペナルティだ。

 ロシアGPの舞台であるソチ・オートドロームは比較的オーバーテイクが可能なサーキットであるため、フェルスタッペンにとってはそれほど大きな痛手ではないかもしれない。しかし3グリッド降格は、サーキットによっては優勝の可能性が著しく下がりかねないペナルティと言える。そのため、ふたりにそれぞれ出されたペナルティの重さに関して、不公平ではないかと訴える声もある。

 しかしながらF1のレースディレクターを務めるマイケル・マシは、イタリアGPの決勝レース中、既にリタイアしているフェルスタッペンにタイムペナルティを与えても意味がないことから、ハミルトンのケースとは比較ができないと主張した。

「チーム間で合意していることのひとつに、(レース中のタイムペナルティは)5秒か10秒、おおよそその辺りのペナルティが与えられる、ということがある」

「もし彼らがレースを続けていれば、レース中にタイムペナルティが与えられていただろう。しかしながら、そうはならなかった」

「2台のマシンがリタイアに追い込まれたインシデントと、1台のマシンがリタイアに追い込まれたインシデントでは一切比較することができない」

「私が言いたいのは、(イタリアGPでは)彼らがストップしてしまったため、(レース中に)ペナルティを与えることができなかったということだ」

「だからご存知の通り、グリッドペナルティとしたのだ。グリッドペナルティは、レースを続行できなかった者に適用される」

 マシはまた、今後ハミルトンとフェルスタッペンのバトルが激化してさらなるアクシデントを引き起こす可能性についてはハッキリとした見解を述べるのは避け、次のように語った。

「(ふたりの争いが)エスカレートするかどうかについては、どちらを応援するかによっても見方が変わってくると思う」

「例えばクリスチャン(ホーナー/レッドブル・チーム代表)に聞いたら、また違った見解が聞けるのではないだろうか」

「つまり、私は“ゲーム”に参加するつもりはない。今はふたりの素晴らしいドライバーによって、非常に僅差のチャンピオン争いが繰り広げられている。それこそが我々の集中すべきことだ」

 

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